■ドテン君について
最近、仮想通貨FXの情報をチェックするようにしています。
何名かの有名仮想通貨トレーダーをツイッターでフォローしているのですが、その中でビットコインのシステムトレーダーUKIさんが、トレンドフォローで23,589,949円稼いだとツイッターで話題になってました。
これを体験するとトレンドフォローやめられなくなるなぁ。 pic.twitter.com/0LKgzNvAG3
— UKI (@blog_uki) March 15, 2018
このUKIさんの手法に着想をえたシステムが「ドテン君」(AKAGAMI Ver.)という名前で売られているということで、販売ページを読んでみました。
開発者は、Akagamiさんという方です。
Akagamiさんのツイッター
ドテン君の販売ページ
https://note.mu/akagami/n/n557905c2fc88
このドテン君販売ページによれば、
==引用ここから==
ドテン君のオリジナルは、システムトレーダーガチ勢のUKI ( @blog_uki ) さんが、3/4から2000万円を運用するのに用いているスイングトレードbotです。スイングという時間軸ですので、トレードは数日に1回程度です。トレンドに追従して利を伸ばすトレンドフォロー型のbotだと言えます。3週間で2000万円=>7650万円という約3.8倍の成績を残し、現在も1億2000万円を目指し、稼働を続けています。
==引用ここまで==
ということでした。
また、販売ページで公開されている、バックテスト結果(2017年1月1日〜2018年3月28日)を見てみると、bitFlyerFX (+15,756%、最大ドローダウン36.3%)と書いてあります。
バックテストの結果とはいえ、100万円の資金が、1億5000万円以上になるというかなりすごい結果です。
実際にはここまで儲からなくても、ツールの代金が5万円分だけ最低限取り返せればいいかなと思い、購入しようと考えました。
ただ、購入前に不安だった点としては、
==引用==
プログラミング言語としてPython3を利用しています。読者としては、Python3のスクリプトを動かすことができる基礎知識をお持ちの方を想定しています。
==引用ここまで==
という点がありました。
実は数年前に、少しだけPython動かしたことがあったくらいなので、Python動かせるかは少し不安だったのです。
でも、わからないことは検索してなんとかすれば大丈夫だろうと思って、今回思い切って購入してみました。
■ドテン君を購入した結果
まず、このツールを起動する必要がありますが、最初からちょっとしたハードルがあります。
マニュアルに、
==引用ここから==
事前に、必要なライブラリを読み込ませるため、
sudo pip-3.6 install requests
sudo pip-3.6 install pybitflyer
sudo pip-3.6 install pytz
を実行しておいてください
==引用ここまで==
とありますが、調べてみると、私の使ってるWindowsパソコンだと、この「sudo」は使えないんですね。
なので、Windowsでどうやったら使えるかというところから調べていかないといけません。
また、システムの話でごちゃごちゃしてくるところですが、結論から言うと、「pip」というものも使えるようにしておかないといけません。
このあたりも、マニュアルには説明がないので、自分で調べてなんとかする必要は出てきます。
ただ、私は覚えてなかったのですが、たまたま以前pipをWindowsで使ったことがあったらしく、コマンドプロンプトでpipが使えたので、
pip install requests
などとタイプすることで使えました。
このあたりはどうしても、専門知識が必要だなというところです。
また、Pythonの実行環境としてはPyDevというのを使いました。
なぜPyDevかというと、普段Eclipseというソフトを使う機会があって、このEclipseにPyDevがインストールできるからです。
今はあまりPyDevを使っている人は少ないかもしれませんが、Eclipseを使えると私としてはやりやすいなと考えました。
そして、PyDevで新しくpythonファイルを作って、そこに、ドテン君のソースをコピペします。
また、このシステム、プログラムの中にはコメントが一つもついてないです。
ただ、プログラムの分量としては90行もないくらいなので、昔Pythonを使った経験を思い出したり、検索したりして、1時間くらいでプログラムを全部理解することができました。
起動前の設定として、まず今回Bitflyerを使うので、Bitflyerのapi keyとapi secretを取得して、プログラムの中に記入しました。
Bitflyerのapi keyとapi secretの取得は、下記サイトを参考にしました。
http://autotradebtc.com/2017/10/15/post-699/
さらに、「1回にビットコインをどれくらい購入するか」を変更するため、プログラムの定数の部分を変更することにしました。
そしていよいよこのシステムを起動してみると、PyDevのコンソールに実行結果がどんどん表示されていきます。
コンソールに表示された内容は、時間設定がどうもずれていたようなので、その点だけプログラムを修正して、調整しました。
今回のシステムは、トレンドフォロー型のシステムなので、ざっくりいうと、
価格が上がってくるとビットコインを買い、
価格が下がってくるとビットコインを売る
というシステムです。
シグナルは1日に1回、出るか出ないか、というところです。
結果はまだでていませんが、これからどうなるかなというところです。
ちなみに、以下が実際にドテン君が動いているというのを確認する画面です。
最後の方に「pos long 0.03」とってなってるのがわかると思います。
これがロングで0.03BTCを買っている状態です。
相場が変わり、ショートポジションになると、また表示が変わります。
■ドテン君の運用実績(最新版)
ドテンのログから、利益を抽出するプログラムを書いて、エクセルでグラフを出力してみました。
4月16日以降のデータになります。
青線がそのタイミングでとれた利益で、赤がそれまでの利益の合計です。
増えたり減ったりしながら、ちょうど今トントンいったところでした。
というわけで以上が、この「ドテン君」システムを使ってみた購入レビューでした。
このドテン君ツールは、bitFlyerFXとBitMEXで稼働できるのですが、私はBitMEXのアカウントをまだ持っていなかったので、
今回は、bitFlyerFXを利用してドテン君をセットさせていただきました。
FXキラーさんこんにちは。ドテン君を購入検討中なのですが、準備にあたり一つ教えてください。
運用にあたり、常時ネットに接続して稼働させるPCが必要になりますでしょうか。
お手数ですが教えていただけますと幸いです。
会社員トレーダーさん、コメントありがとうございます。
今私がやってる方法と同じ、自分のパソコンでPython動かす方法の場合は必要です。
購入者限定のフォーラムがあるのですが、そちらで他の会員さんがやってる手法で、アマゾンでサーバー借りてそのサーバー上で動かす、という手法だと不要ですね。
よろしくお願いします。
ドテンくんの購入を考えています。その後の運用成績はどうだったんでしょうか?
マイクさん、コメントありがとうございます。
ドテンのログから、利益を抽出するプログラムを書いて、エクセルでグラフを出力してみました。
(※記事内に追記しておきました。)
ログに利益を出力するように改造したのが4月16日ごろで、それ以降のデータになります。
青線がそのタイミングでとれた利益で、赤がそれまでの利益の合計です。
増えたり減ったりしながら、ちょうど今トントンいったところでした。