
近年のビットコインを筆頭とした、仮想通貨の価格上昇率には目を見張るものがあります。
昨年一年で相場が10倍ほどの値上がりをしたと思えば、年明けの1ヶ月ほどで値段が半分ほどになるなど、価格推移が非常に激しく、非常に高いボラタリティで、先を読むのが難しく、儲けのチャンスと同時にリスクの高い取引となりそうです。
仮想通貨に関してのトレード動画なども盛んにつくられる一方、「いつ仮想通貨バブルが弾けるか」というリスク警告の情報も密かに囁かれている現状でしょう。
そんな中、FX市場でも仮想通貨を取り扱う業者が多く現れています。
今回は日本でも海外FXブログでよく取り上げられ、FX業界でもいまや世界で知名度No1.と言える海外FX業者のXMにおいての仮想通貨FX取引のメリット、デメリット、やり方などについて、本記事で詳しく解説していきます。
もくじ
XMでの仮想通貨FXについて
取り扱いっている仮想通貨の種類
XMで取り扱っている仮想通貨の種類として、BTC(ビットコイン)、 ETH(イーサリウム)、LTC(ライトコイン)、DSH(ダッシュ)、XRP(リップル)となります。
クロスのFX通貨ペアはXMでは、いずれもUSD取引(米ドル)となります。
XMの仮想通貨証拠金
XMの仮想通貨における証拠金維持率は、一律で50%となります。
これはつまり、レバレッジが2倍であるからです。
当初はレバレッジ3倍でスタートし、一時5倍にまで上がったのですが、事実上証拠金の引き上げがなされています。
2018年2月13日現在、1ビットコインは約8440米ドルとなっていますので、1ドル=107円として換算すると1ビットコイン90万3,080円必要となります。
単純に考えて、XMでビットコイン1lot取引するには、最低入金額45万円で必要証拠金率が達成できることになります。
これでは、いくらXMのロスカット水準が証拠金維持率の20%とはいえ、やはり初心者には敷居が高くなると言えるでしょう。
ただし厳密に計算するなら、仮想通貨取引(CFD)の必要証拠金の計算式は「ロット数」×「コントラクトサイズ(取引単位)」×「オープン価格」×「証拠金率」となるので、これを計算しつつ取引を進めていく必要があります。
それぞれの取引条件
ビットコイン/BTC取引
ビットコインでは、1LOTがそのまま1BitCoinとなり、合計取引ロット数上限が3までなので3BitCoinまで取引可能です。
最少取引ロット0.1ロットとなります。
ダッシュ/DSH取引
ダッシュも、1ロットあたりが1ダッシュとなります。
最少取引ロットが0.1で、最大取引サイズが15。
これは価格変更に応じて適宜、見直されるようになっています。
合計取引ロット数上限は30lotとなります。
最低価格変動は0.001、値動きの最小幅としては0.001USDとなっています。
イーサリアム/ ETH取引
イーサリアムも、1ロットあたりが1ダッシュとなります。
最少取引ロットが0.1で最大取引サイズが20。
合計取引ロット数上限が40lotとなります。
最低価格変動は0.001、値動きの最小幅としては0.001USDとなっています。
ライトコイン/LTC取引
ライトコインも1ロットあたりが1ダッシュとなります。
最少取引ロットが0.1で最大取引サイズが50、合計取引ロット数上限が100lotとなります。
最低価格変動は0.001、値動きの最小幅としては0.001USDとなっています。
リップル/XRP取引
最少取引ロットが0.1で最大取引サイズが25、合計取引ロット数上限が55lotとなります。
リップルのみ、1ロットが1000リップルとなるので注意しましょう。
最低価格変動は0.00001、値動きの最小幅としては0.001USDとなっています。
■メリット
仮想通貨取引でも100%入金ボーナスの対象となる
XMといえば、豪華な海外FXボーナスとして記憶している方も多いのではないでしょうか。
XMで仮想通貨取引をすることの利点として一つ上げられるのは、通常のFX取引で使えるボーナスがそのまま仮想通貨取引でも利用できる点です。
口座開設ボーナス3000円はもちろん、100%入金ボーナスも適応されるため、そのボーナスを使って証拠金で仮想通貨取引が可能となります。
全海外FXブローカーの中でも、特にボーナスが豪華と言われるXMにおいて、このサービスを受けることができるのは特筆すべきメリットでしょう。
仮想通貨取引でも追証なし
ビットコインなどの仮想通貨は変動が激しく、大きく儲けることができる代わりに、損失も非常に大きくなってしまうリスクが大です。
そんな場合でも、通常のFX取引のように、たとえ口座がマイナスになったとしても0カットの追証なしとなるので、損失も最低限のラインが保証されます。
ビットコインは他の仮想通貨サイトでも購入できますが、この点はXMを使うことのメリットと言えるでしょう。
ライセンス取得業者
海外FX業者XMは、キプロス証券取引委員会からの金融ライセンスを取得しており、取引においてその信用力は抜群です。
STP、ECN口座での自動約定方式で透明性も高いのが特徴です。
「執行率100%でかつ99.35%が1秒以内に執行」約定力、約定スピードも非常に高いといえるでしょう。
このような金融サービスの認可をしっかりと得て、安心出来る取引が可能という取引環境面でもXMで仮想通貨取引をするメリットの一つと言えます。
■デメリット
レバレッジ
XMで仮想通貨を取り扱った際の、レバレッジ最大が2倍となります。
通常のXMでのFX取引でのレバレッジが888倍なのに対し、非常に少ない数です。
さらに他の海外FXブローカーと比べても、また国内FX口座と比べてもこのレバレッジ2倍は最低の数字と言えます。
ただし昨年12月から現在でビットコインの価格が半額ほどになるなど、ボラタリティの激しい仮想通貨ではこの最大レバレッジでも大儲けをしたり、大損害をする可能性があります。
スプレッド
最低スプレッドは、それぞれBTC/USDが50、DSH/USDとETH/USDが3、LTC/USDが0.4、XRP/USDが0.002となります。
例えば、ビットコインのスプレットが50ということは約5500円と考えることができます
通常コインチェックやビットフライヤーなどでビットコインを購入した場合、スプレッドは数百円程度と考えると、約5500円というのはこれが最小スプレッドはあまりにも広いと言えるでしょう。
これでは取引するごとに資金が減ってしまいます。
リップルは1XRPが0.98と考えると0.00196ドル、つまり1リップルあたり約0.2円ほど、1ロットで考えれば200円なのでスプレッドとしてはかなり安価といえるでしょう。
このように仮想通貨と言っても現在は多義に渡り、戦略的FX投資が必要と言えます。
スワップポイント(保有手数料)が高すぎる
例えばBTC/USDを保有する場合、ロングスワップで-17.46、ショートスワップでも-16.32となります。
つまりロングポジションで1ビットコインを保有した場合、1日あたり17.46米ドルを支払わなくてはなりません。
このことから、長期間保有すればするほどどんどん損をしていきます。
仮想通貨は基本的には投資においては、金利通貨としての役割が中心なのです。
しかしXMではそのメインとなるはずのロングポジションでの取引には向かず、狙いどころで一気に稼ぐような取引方法を強いられるでしょう。
XMの場合、土日取引は不可
XMの仮想通貨取引は、現物CFD商品取引の一種と捉えられているため土日の取引はできません。
なんとなく「仮想通貨は365日いつでも取引ができる」という認識の投資家の方が多いようですが、XMではそうではないのでその点は注意が必要でしょう。
しかしレートはFXと違い、365日土日関係なく変化しますので、週末にポジションを持ち越すことは大きなリスクになります。
XMでの取引時間は、夏が日本時間で 月曜日 06:05から土曜日 05:50で、冬時間が月曜日 07:05と土曜日 06:50となりますので、なるべくこの間に売買を済ましていくことをお勧めします。
■XMビットコイン入出金方法
XMでのビットコインの入金
XMの取引口座と一言に言っても、実は2つに分かれています。
これは単純に従来からの利用者と、新規口座開設者の間でアカウントが分けられているのです。
取引に関してそこまでの差異はありませんが、入金に関して若干の違いがあります。
従来からの利用者はxm.comにアカウントがあり、MyBitWalletのみが使用可能です。
xmtrading.comにアカウントがある場合は、MyBitWalletとBitCoin二つから選択可能です。
BitCoinから入金する場合は、BitFlyer、CoinCheckなどのアカウントを取得している必要があります。
Bitcoinトレードで出た儲けはどうやったら出金できるの?
ビットコイントレードでの儲けの出金は、基本的に通常の出金方法と変わりありません。
ビットコインでもらったならばBitFlyer、CoinCheckに出金することも可能ですし、クレジットで入金した分はその金額分まで出金可能です。
もちろん現物通貨として、海外銀行送金も利用可能となります。
■XMでビットコインFXをする方法
まずXM(エックスエム)で仮想通貨取引を行うには、取引環境がMT4ではなく、MT5(MetaTrader5)の口座開設が必須となります。
まだ口座開設をしていないという方は、口座開設方法を見ながら開設していきましょう。
もしすでに「XMでMT4の口座を開設してしまった」という方は、XMに口座開設数に縛りはないので、会員ページ(マイページ)にログインして「追加口座を開設」から口座を追加しMT5での口座開設をしましょう。
MT5はMT4と同様、WindowsでもMacでもスマホでもiPhoneでもタブレットからも使用出来るマルチプラットフォームとなっておりWebTraderを使うならばアプリをダウンロードする必要性すらありません。
仮想通貨取引だとしても何か特別なことをするわけではなく、基本的にはCFD取引の扱いとなるので、通常の取引と同様の操作なのです。
しかし左の通貨の欄に仮想通貨のペアが表示されていないかもしれません。
そこで、どれでもいいのでログインしてMT5の取引画面に入ると、MT5画面左側に気配値が表示されているので、その上にカーソルを持って行き右クリックし、そこから銘柄をクリックします。
開いたウインドウの左のリストから「Cryptocurrencies」を選択しすれば右の欄に取引出来るすべての仮想通貨の通貨ペアが出てくるので、そこから取引していきたい通貨を選択していきます。
その後気配値の一覧に選択した通貨ペアが表示されるので、またその上にカーソルを持って行き、右クリックで「チャートウィンドウ」を選択するとその通貨ペアのチャートが表示されます。
ここからは通常のFX取引と同じです。
上のメニュー画面から新規注文を選択し、オーダー画面を表示し、取引タイプや数量、指値なのか成行注文なのかを決めていきましょう。
■まとめ
以上がXMでの仮想通貨取引の概要となります。
XMの仮想通貨取引でのメリットとしては、追証がないこととボーナスが使えることでしょう。
デメリットは広すぎるスプレッド、低すぎるレバレッジ、高すぎる保有手数料など直接利益にかかわる厳しいものばかりです。
XM自体は人気も力もある優良企業なのですが、正直個人的な意見としては、デメリットと比べて現状取り立てて、XMのFX取引口座を是非使った方がいいというメリットの方が少ないと思います。
仮想通貨を取引する場合、他の業者を検討してもいいかもしれませんが、ただしFXトレードに安全性が欲しいと言う方は考慮してみてもいいのかもしれません。
【XM公式サイトの各ページ】