もくじ
FXOpen(FXオープン)とは
FXオープンはFX(外国為替取引)ができる、数ある海外FXブローカーの一つです。
ライセンスとしてはイギリスやオーストラリアのライセンスを所有しているので、運営体制の信頼性はかなり高いと言えます。
しかし日本人が利用可能なFXオープンに関しては、ネイビスに登録されているFXOpen Markets Limitedのみとなります。
しかしネイビスのライセンスが決して信用できないわけではなく、FXopneグループの一員であるので信用性に足らないということはないでしょう。
また日本人顧客が利用できるFXOpen Markets LimitedはThe Financial Commissionに加入しているため、トレーダーは2万ドルの補償を受け取ることができます。
ある時期日本人のFXOPEN口座開設が制限されてしまいましたが、現在では日本人住居者もお客様として口座開設可能です。
通貨ペアは全70種類と豊富に取り扱っており、通貨取引以外にも貴金属系は金、銀、そしてCFD銘柄は18種類となっています。
また、仮想通貨FXの取引も可能です。
仮想通貨に関しても、通貨ペアが豊富ですので、仮想通貨FXを検討している人にはオススメと言えます。
FXOpenの基本口座情報
FXオープンはECN取引、STP取引どちらも対応しており、NDD方式(ノンディーリングデスク)で取引を進めるため透明性が非常に高いのが特徴です。
スキャルピングやEAなどの取引システムを利用した自動取引に関しての規制ももちろんありません。
取引手数料無料で、取引環境としては世界中の多くのFX業者で使われているFX取引ツールであるMT4を使用していきます。
ただしMT4といえども厳密には2種類あり、ECN口座やクリプト口座ではMT4ECNというものを使っていくことになります。
これはMT4がもともとECN取引ように作られていないことに起因し、それをECN用にカスタマイズしたものがMT4ECNになります。
なのでダウンロードの際、ECN口座やクリプト口座ならばMT4 ECNをインストールしなければなりません。
最小取引口座単位は1000通貨です。
・FXOpenの入金方法、出金方法
入金方法ならびに出金方法としては銀行カードと電信送金などの銀行システム、電子決済、クリプト決済、プリペイドカードが選択可能です。
クレジットカードなどは入金手数料がかかってしまうのですが、ビットコインならば入金手数料無料となります。
ただし出金の場合はビットコインでも0.001BTCかかってしまいます。
また口座通貨としてビットコインを選択することができるので、ビットコインからほかの通貨に両替する為替手数料がかからないのがメリットとしてあげられ、これができるのは海外FX業者のなかでもここだけしかありません。
・FXOpenの口座タイプ
FXオープンの取引口座種類は4つあり、それぞれECN口座、STP口座、Crypto口座、マイクロ口座となります。
最低入金額はECN口座が$100、STP&Crypto口座が$10、マイクロ口座が$1と非常に低い水準で初期取引資金が十分でない方も十分どの口座でも始めることができます。
中でも$1から口座開設ができるFxOpenマイクロ口座は驚異的な数字と言えるでしょう。
取引手数料に関してはSTPアカウントとマイクロアカウントは無料ですが、ECNとCrypt口座はかかってしまいます。
最低取引ロット数はマイクロ口座以外が0.01ロット(1000通貨)でマイクロ口座が100通貨となります。
最大レバレッジは基本的に500倍と海外FX業者の平均並みですが、下で詳しく紹介しているCrypto口座に関しては3倍と非常に低いものになっています。
ロスカットはECN口座が50%、STP口座は30%、Crypto口座は15%でマイクロ口座が10%と証拠金に関しては余裕を持って取引できます。
最大取引サイズ上限に関してはマイクロ口座が100万通貨なのに対し、Crypt口座は上限がありません。
・Crypto(クリプト)口座とは
Crypto口座は今非常に話題となっているビットコインなどの仮想通貨、暗号通貨を取引するための口座です。
この口座は「現物」としてではなくしっかりと「通貨」として取引していくのが特徴です。
FXオープンのクリプト口座を口座開設する最大のメリットはFXでイーサリウムの取引が可能になった点でしょう。
最大レバレッジは3倍と非常に低いのですが、通貨ペアとして米ドルとなんとビットコインまで選べるのは非常に先鋭的と言えます。
ただしドル円などの一般的な通貨ペアはこのFX口座では取引できません。
そのほかにも現在市場でビットコインよりも爆発的な人気を博しているライトコイン、ネームコイン、ピアコインも取引可能となっています。
・土日も取引可能
普通のFX取引なら土日は市場がクローズしてしまうので基本的に取引ができなくなってしまうのですが、Crypto口座の電子通貨ならば土日も24時間いつでも取引可能です。
これも「既存の通貨市場には一切の影響を受けない」という電子通貨の哲学を反映しているものと言えます。
FXOpenのメリット
・業界屈指の低スプレッド
スプレッドに関しては業界屈指の安さで特にECN口座では取引コストをかなりおさえることが可能です。
ECN口座は取引手数料がかかるのですが、それに関しても海外FXのECNの中で最安値といるでしょう。
また平均スプレッドに関してもかなりの安さなので、取引コスト合計はかなり抑えることが可能です。
さらに取引が活発になる日本の深夜の時間帯などはさらにスプレッドが狭くなり、ドル円0.1pipsまで下がることもよくあるようです。
・取引に関する規制が緩め、約定スピードも速い
多くの海外FX業者は取引に関する一定の規制をしているところが多いのですが、FXオープンに関してはそれらの規制がありません。
指標発表時の取引、自動売買を用いてのスキャルピング、大量注文など全てOKです。
これはFXオープンのサーバーがニューヨークのEquinix(エクイニクス)NY4金融データーセンターという場所に置かれており、世界随一のサーバー強度を誇るため、このような取引でもっても注文に耐えることができ、約定力も高く、スリッページなどもほぼなります。
実際口コミなどで「サーバーが固まってしまった」などの話を聞くこともほぼありません。
・ボーナス制度
FXオープンでは3つのボーナス制度があります。
まずSTP口座専用で未入金ボーナスというものを受けることができます。
STP口座開設後、携帯電話からSMS認証を行うのみで10ドル分のボーナスを受け取ることができます。
このボーナスについては出金ができませんが、2ロット、つまり20万通貨の取引後は出金可能となります。
次にマイクロ口座でのウエルカムボーナスとなります。
これはいわゆる口座開設ボーナスとなり、マイクロ口座を開設するだけで1ドル分のボーナスを受け取ることができ、1000ロットを分トレードすればボーナス分も出金が可能です。
さらにFOREXCUPというデモ口座でのFXコンテストで勝てばリアル口座で使えるボーナスがもらえる制度もあります。
またFXOpen公式サイトから口座開設する以外も各IB業者からのリベートキャッシュバック制度もたくさんあるようです。
・PAMMアカウント
FXオープンで口座開設をするもう一つの利点として、PAMMアカウントサービスが提供されていることが挙げられます。
PAMMとはどういうことかというと簡単に言えば自分のお金を他人に運用してもらうシステムのことです。
これはいわゆるコピートレードとは違い、コピートレードならばトレード結果が自分のトレードにそのまま反映されるのですが、PAMMアカウント
では資金を丸ごと誰かに託してしまうのが特徴です。
そして託された側は自身と託してくれた側の資金を合計して証拠金として使うことが可能です。
そして利益が出た際に、最初に決めたレートで託した側に資金が入ってくるというものです。
これにより、トレードを誰かに託すことや、自分が誰かの代わりにトレードすることも可能となります。
もしご自身がすでに勝ち組トレーダーとして成果を上げているならば「マスター」と呼ばれるトレードの配信者になることで、代わりにほかのトレーダーの取引を受け持つことができ、それによる手数料で多くの収入を稼ぐことが可能です。
FXOpenのデメリット
・追証あり
公式サポートではもしFXトレーダーのFX口座がマイナス口座となった場合、そのマイナス分を差し引くということが書かれているので追証はあるのです。
海外FX業者は0カット制度を採用し追証がないことが普通となっているのですが、リスクを背負いながら取引をしていかなくてはなりません。
FXオープンの場合はそれがないのでこの点は大きなデメリットとなります。
・日本語対応は基本的にはなし
日本語対応に関してはメインサイト、取引専用口座の会員ページや口座開設ページ、ランディングページは日本語に対応しており、さらに本人確認書類についても日本語書類でOKということです。
しかしながら日本語での問い合わせには対応していないということです。
サポート自体の評価は高いと言えるのですが、日本語サポートはないので、英語が苦手な方や安心のためどうしても日本語サポートが必要な方にはこのFX業者は向いていないかもしれません。
・マイクロ口座はDD取引
注意しなければならないのが少額取引が可能となるマイクロ口座は多くの海外FXブローカーが採用しているNDD取引ではなくOTC取引となっています。
これは取引が自動で行われるわけではなく、間に人間、つまりFX会社が介在する取引となり、極端な話、呑み注文などもできてしまうタイプの取引です。
国内FX会社によく見られるこの取引方法ですが、透明性が低く、公平性に欠けるため一般に海外FXトレーダーはこの方式を好まれる方は少ないでしょう。
マイクロ口座を検討している方は注意が必要です。
FXOpen検証のまとめ
このように最先端の取り組みや安定した運営体制があるにもかかわらずあまり日本人顧客に知られておらず、日本語の口コミなども少ないのが実情です。
しかし、いわばあまり知られていない優良企業ということができるので、特にビットコイン、イーサリウム、ライトコインなどの電子通貨を取り扱いしたい投資家の方には、既存口座がある方も追加口座としても、非常にFxOpen取引口座をオススメできます。