FX口座開設方法を調べて、海外FXを始めようと思ったけれど、そもそもパソコンを使うのが苦手、もしくはそもそも持ってないという方もいらっしゃると思います。
国内の店頭FX業者ではすでにスマホだけでも十分にトレードできるツールを開発してきており、スマホからのFX注文はもはや当たり前になりつつあります。
スマートフォンならば今や老若男女誰もが使っていますし、指一本でタップするだけで売買が可能で、いつでもどこでもトレードできますからFXの月曜から土曜の早朝までエンドレスに開いている相場状況にはもっともぴったりと当てはまるツールでもあるのです。
もくじ
■スマホでFX取引をする利点
デイトレを主体とするFXトレーダーの通貨取引は一刻一秒を争います。
今まで大丈夫だったのにもかかわらず次の瞬間に大暴落、という可能性も多々あり得る世界です。
そのような環境の中でPCだけだとたとえラップトップコンピューターだとしてもどこかのWi-fiの使えるカフェなどを見つけて、PCを開いて、という作業をしなければならないのですが、先にも述べたとうり一刻一秒を争う時それでは手遅れな場合もあります。
スマートフォンはアプリを立ち上げればすぐに取引きを開始できるという点ではかなりの機動力を持ったデバイスで個人投資家が積極的に利用するのも非常によくわかる状況となってきています。
殆どのFX業者はスマホでの取引もPCとまったく遜色ない条件で行えるようにしていますので、ひと昔前のように相場の価格をチェックするだけといった使い方とは大きく変化していることがわかります。
チャート類もスマホで見やすくする工夫が進んでいますので、PCと変わりない売買が可能になってきているのです。
■海外FX業者でもスマホでの取引対応は進んでいる
国内店頭FX業者は各社ともに取引プラットフォームを自社で開発しオリジナルのものを提供するケースがほとんどであり、スマートフォンの領域でも各社常にオリジナル版の開発に余念がありません。
したがって業者によってそのツールの出来不出来はあからさまな状況で売買ツール選びこそが業者選びにも通じるものがあるのが最近の状況です。
しかし海外のFX業者というのは国内業者と全く発想が異なり、各社が独自に売買プラットフォームの開発を手掛けることはまったくといってありません。
むしろほぼ無償で利用できるシェアウエアを積極利用し、顧客獲得のプロモーションのほうに重点的に資金を投入することが主になっていますので、こうしたスマホ用のシェアウエアを利用している会社のサービスはある意味で個体差がなくシェアウエア自体がよくできていれば安心して利用できるというのが大きな差になっているのです。
■海外FX業者ではMT4がプラットフォームの主流
中でもスマホでFX取引を進める場合便利でおすすめしたいのがMetaQuotesが発信しているアプリMetaTrader4(MT4)です。
業者がMT4を使っていてライブ口座ならすぐに取引を始めることができます。
MT4はスマホアプリ版がある
MT4は利用者数世界ナンバーワンのFX取引プラットフォームです。
MT4のモバイル版は正式にはMetaTrader4Mobileと言います。もちろんタブレットでも使用可能です。
これはロシアのソフトウエア開発会社であるメタトレーダー社がPC版をスマホ版に移植して開発しているものですから、非常に精度も高く多くの海外FX業者がこのプラットフォームを選択しており、足元ではもっともメジャーなアプリとなっているのです。
それだけに使用感も非常に高く、安全で安心の取引を実現してくれるものといえます。
cTraderもスマホから利用可能
日本でも利用者がどんどん増えているFX取引プラットフォームがcTraderです。
cTraderはロンドンのSpotware Systems Ltdが開発したFXアプリです。
ECN環境で実行されており、取引にFX業者が直接関わらないので、つまり約定拒否がありません。
よって約定力もよくなるので、スキャルピングを中心に取引される方はこちらで取引されることをおすすめします。
透明性もMT4より高いという口コミや評価が見られます。
多くの海外FX会社がこのプラットフォームを採用し始めています。
cTraderのスマホ版はcTrader for iOS/Androidです。
cTraderを使用する利点は一括で決済可能が可能な点です。
MT4の場合はシングルタスクと言って一つの注文がなされてから、次の注文というふうに進んでいくのですが、cTraderは一斉に注文できます。
これによりスリッページの発生を抑えることができるので、より狙いどうりの取引が可能になります。
さらにMT4と比べた場合板情報が観れるというのも大きな利点といえるでしょう。
これは大口注文をするときに非常に便利と言えます。
VWAP価格(出来高加重平均価格)が発注以前にリアルタイムで確認でき非常に便利です。
一方透明性を重視しているため、バイナリーオプションは使用不可能ということです。
足もとでcTraderが利用できるのはFxPro,Tradeview,Axioryなどとなっていますが、インターバンク直結のECN口座をスマホで利用するならこのプラットフォームを提供する業者を利用するのはかなりオススメアプリとなります。
MT4アプリ利用可能なOS
基本的にはMT4はすべてのプラットフォームに対応しています。
しかしWindowsのものと比べてMac版の方は多少機能が制限されているそうです。
cTraderアプリ利用可能なOS
cTraderもすべてのプラットフォームに対応していますが、Macには対応しているのみで推奨はしていません。
しかしモバイルであればiPhoneも推奨しています。
しかしどちらもサイトを通じたWebアプリケーションがあるので、どのようなプラットフォームであった年ても全く使えないということはなさそうです。
ダウンロード方法などがわからなくてもしよう可能です。
Webアプリケーションはインストールの必要性さえないのでもっとも手軽かもしれません。
ただしアプリに比べるとウエッブサービス版はやはりなんとか取引ができる程度であることから自ずと制約があることも忘れてはなりません。
■まとめとして
モバイルブロードバンドの接続環境が飛躍的に高まりを見せてから、スマホでFX取引をするというのはPC環境で行うこととほぼ同一の利用レベルを実現できるようになっており、デバイスの普及とともにFXトレーダーもPCからスマホでトレードをする人が激増中です。
当然海外FXでも国内の業者と同様に、スマホで売買できるようにしたいと考えるユーザーが多くなっています。
海外FX業者はこうした国内のユーザーニーズをどこまで把握しているかはよくわかりませんが、幸いなことに彼らは完成度の高いシェアウエアを利用し、独自に開発は行いませんので、そのシェアウエア自体のレベルが高ければ安心して高機能をスマホ上でも利用することができるのです。
現在市場でメジャーなスマホアプリとなっているのは、PCでも人気のMT4 のモバイルアプリ版「MT4 Mobile」と「sTrader」の二つになっています。
さすがにサーバーの仕様なども異なることからこの2つのプラットフォームを選択可能にしている業者はほとんどありませんが、ユーザー視点から言えばレバレッジの高さもさることながらどちらのプラットフォームで取引できるのかをしっかり比較してから利用業者を選択していきたいところです。
アプリとは直接関係ありませんが、スマホ環境のみで取引するのが主となるトレーダーの場合、入出金がスマホからでも簡単にできるかどうかを確認しておくことも非常に重要となり、意外にアプリに隠れた重要ポイントであることは覚えておく必要があります。