もくじ
ThinkForexについて
ThinkForexはPepperStoneと同じオーストラリアの海外FXブローカーで 2009年に設立の老舗のオーストラリアの外国為替証拠金取引、FX業者です。
ライセンスはオーストラリア証券委員会(ASIC)を所有しています。
ThinkForexの取引情報としてはNDD「ノンディーリングデスク」タイプでSTP及びECN約定方式を採用し、 エクイニクス社のNY4にサーバーを置きミリ秒単位の高速取引を執行しています。
ThinkForex口座情報
・現在日本居住者は口座開設不能
ThinkForex公式サイト2015年2月28日に日本居住者の受け入れを中止する発表があり、2015年4月30日付で日本市場から完全撤退したため、ThinkForexは現在、日本居住者の新規口座開設を停止しています。
なので口座開設申込フォームなどに情報入力ができません。
ThinkForexの通達によれば、オーストラリアと日本の弁護士チームからのアドバイスにより日本居住者へのサービス提供の終了を決めたようです。
日本の金融庁から圧力があったのかについては言及されていませんが、PepperStoneと同様にオーストラリア証券委員会(ASIC)に対して金融庁から圧力があったため日本居住者の受け入れ中止を決定したのではないかと推察出来ます。
・口座を持っていた人も基本的に取引不可
ThinkForexですでに開設口座を持っていた場合でも、以前の取引環境で新規のThinkForexトレードは不可になります。
2015年4月30日以降に取引システムにログインした場合、読み取り専用扱いになり、新規の発注は出来ません。
日本居住者が取引する方法
日本居住者へのサービス提供は全て廃止するという通達がありましたが、一部のトレーダーは例外的に取引を続けることが出来ます。
ThinkForexの発表によりますと、第一種金融商品取引業者 (FIBO 1 ライセンス) を保有している方、または日本の金融庁 (JFSA) から認められている適格機関投資家は今後も取引が可能との案内がありました。
・第一種金融商品取引業者 (FIBO 1ライセンス)
第一種金融商品取引業者には証券会社やFX業者などが該当します。
登録要件についても最低資本金5000万円以上など非常にハードルが高いです。
個人の投資家が海外のFX業者で取引するために簡単に取得出来るような資格ではありません。
・日本金融庁 (JFSA) から認められている適格機関投資家
※適格投資家とは?
有価証券に対する投資に係る専門的知識及び経験を有する者として金融商品取引法で定められている者のことです。
適格投資家の詳しい説明は割愛しますが、金融商品取引法によりプロの投資家として認められる必要があります。
こちらも個人投資家が簡単に取得出来るような資格ではないため海外FX業者で取引するために使うには現実的ではありません。
第一種金融商品取引業者 (FIBO 1ライセンス)と日本金融庁 (JFSA) から認められている適格機関投資家がThinkForexでこれまで通り取引出来ることを考えると、金融庁はやはり、金融リテラシーが低い個人投資家が安易に海外FXで取引を行い詐欺や出金拒否などトラブルに巻き込まれることを危惧しているのだと推察出来ます。
・海外移住する
日本市場からの撤退とは、あくまで日本居住者への営業活動やサービス展開しないだけですので、海外に居住している日本人は対象ではありません。
どうしてもオーストラリア規制のブローカーで取引したいという場合は海外移住することで今まで通り取引することが可能です。
海外移住も難易度は高いですが、第一種金融商品取引業者や適格機関投資家に比べれば、難易度は易しい方ではないかと思います。
FXトレーダーが海外移住を検討する理由としては、税制上優遇されている国に移住する場合と日本居住者に対して規制されている業者で取引するために移住する場合の2種類あると思います。
まずは税制上海外移住を検討する場合をご説明します。
海外FXの利益は雑所得に分類され、雑所得は累進課税ですので、最大で50%程度の税金が課されます。
また、国内FXの利益は申告分離課税ですので一律20%です。
海外FXの高いレバレッジは魅力ですが、稼ぐ金額が大きくなるとリスクも大きくなるので、ある程度資金が増えたら国内法人FXに移行するのが現実的だと思います。
ただ国内法人FXはMT4に対応していない業者が多い点やスキャルピングで口座凍結される等の問題がありますので、そうなった場合に海外移住を検討されるのだと思います。
次にどうしても利用したい海外FX業者が日本居住者の受け入れをしていない時に海外移住を検討する場合があります。
海外FX業者のサービスは類似している点が多いですが、接続しているリクイディティプロバイダーの数やサーバーの位置、約定速度など細かい点は業者によって全く異なります。
高頻度取引などは特定のFX業者でしか利益が出せない場合もありますので、そういった場合に海外移住を検討される場合があるかと思います。
ThinkForex基本情報
ThinkForex取引口座情報やサポート体制、入金方法について振り返ります。
最大レバレッジ500倍
どの証拠金でどこまでのレバレッジが可能かということを確認していきましょう。
・証拠金500万円までレバレッジ500倍
・証拠金2000万円までレバレッジ200倍
・証拠金1億円までレバレッジ100倍
・証拠金2億円以上はレバレッジ50倍
証拠金が増えることでレバレッジが下がりますが、まともなFX業者は証拠金が増えることでレバレッジ規制される所がほとんどです。
証拠金が増えてもレバレッジが下がらない業者は、顧客の注文を全て呑んでいる可能性が高いといえるでしょう。
スプレッドが狭い
スタンダードアカウントは取引手数料なしですが、プロアカウントは取引手数料ありで片道3USD/1lot(100,000通貨)となります。
スプレッドはPepperStoneに比べて少し広い程度と言え、スキャルピング制限等もありません。
入出金方法
クレジットカード、デビットカード、銀行送金、NETELLER、Skrill等多数な入出金に対応していました。
日本語サポートあり
日本人が海外FX口座で取引する上で言葉の壁がありますが、ThinkForexではThinkForex日本語サポートに対応しているので、安心して取引することが可能です。
まとめ
ThinkForexのイメージは、PepperStoneほど人気はありませんが、
私の周りでは特にトラブルもなく、老舗の優良FXブローカーというイメージを持つことができます。
エクイニクス社のNT4データセンターにサーバーを置いていたので、NYサーバーのVPSなどから発注した場合、約定力が高く約定スピードも速いのが良い点でしょう。
メインの取引口座として使っている人は少ないですが、円建て口座も使えますし、トレーダーがサブのトレード口座開設をする際もオススメです。
こんにちは、キラーさん。
私もここを使用していました。
たしかに約定率が良いサイトで良かったです。
thinkforexを使用した理由は、約定率が良いといったなど高い評価のコメントのサイトが他にもチラホラあったからです。
しかもサポート体制もしっかりとしていて使い心地の良いサイトでした。
新規取引ができないのは非常に残念ですね、
みちるさん、コメントありがとうございます。
海外FXではこういうことが起こるのでリスクヘッジが必要ですね。
常にいい業者を探すのも、海外FXで儲けるために必要な作業と言えます。