もくじ
FXCCとは
FXCCは、外国為替証拠金取引を取り扱う海外業者で、2010年に設立された海外FX企業です。
本拠地はキプロスでキプロスの金融庁のライセンスであるCysecを取得しています。
キプロス証券取引委員会に認証され管理下の元で運営されているため、ICF(投資家補償基金)へ加入しており、信託保全としては分別管理で最大2万EUROまで顧客資金の保証があります。
また取引口座に多く資金をおいておける方は、法人口座やECNアドバンスドアカウントでカストディアンサービス(信託銀行に資金を保管したまま取引)が利用可能となります。
よくある質問として、同じく海外FX会社の「FXDDと関連があるのですか?」というものがよくみられますが、FXCCとFXDDは特に関連がありません。
海外FXブローカーを通り越して、インターバンクに直接注文がいく、NDD方式(ノン・ディーリングデスク方式)を採用しています。
このことから取引の公平性や透明性に評価があり、カバー取引先の銀行も14者ありその中で最高レートを出してくれます。
またFX運用委託サービスである、MAM口座やFXSTAT、Zulutradeなどのソーシャルトレーディングサービスも取り扱っています。
・入金方法、出金方法について
クレジットカードやデビッドカード(Visa、MasterCard)、銀行送金に対応しています。
銀行送金の場合は3-5日ほど日数がかかります。
出金手数料に関しては、FXCC側でかかる分に関してはすべて無料となりますが、最小出金額はどの口座を選択しても50米ドルとなります。
FXCC取引情報
・FXCCの口座タイプ
FXCCの口座タイプは、全部ECN口座となります。
上でも述べた通り、ECN口座はインターバンクに直接注文がいくので、即時発注がかかり約定スピードが速くなります。
そのため約定力にシビアなスキャルピングトレーダーの満足のいく内容となっています。
また無料VPSサーバーも使用可能なので、さらに約定力の面で満足いくものとなっています。
ECN XL口座、ECNスタンダード口座、ECNアドバンス口座の3つとなります。
最小取引ロット数はいずれも0.01lotとなります。
またいずれもEA利用が可能となるので、システムトレードで自動売買でのスキャルピングも可能となります。
口座通貨は米ドル、ユーロ、英ポンドとなり円口座はありません。
最小口座入金額はECN XL口座が500米ドル、ECNスタンダード口座が100米ドル、ECNアドバンス口座が100,000米ドルとなります。
取引環境としては、多くの海外FXブローカーで使われているFX取引ツールであるMT4を使用していきます。
資金管理のプラットフォームとしては「Traders Hub」というソフトを使用していきます。
・FXCCは一定額以内なら取引手数料無料
FXCCを選ぶ最大のメリットはスプレッドがないのにもかかわらず、一定の証拠金取引金額いないならば取引手数料無料となります。
つまり少額で取引をし続ける限り、合計トレードコスト0で取引が可能なのです。
具体的にはECN XL口座で証拠金が10,000米ドル以下ならば取引手数料無料、それ以上ならば往復0.6pipsとなります。
しかしECNスタンダードとECNアドバンスは証拠金にかかわらず手数料がかかり、ECNスタンダードは片道0.75pips、ECNアドバンスは片道0.4pipsがかかってきます。
なのでこのメリットを受けたい方は、ECN XL口座開設をオススメします。
・スプレッドも決して広くはないので合計トレードコスト減
日本時間の朝方を除き、ユーロ/米ドル通貨ペアなどでは為替スプレッドが0.5pipsと安定しています。
また米ドル/円通貨ペアも0.9pips程度と同様に狭いと言えます。
少額取引の場合の取引コストだけで考えた場合、これほどコストが安い業者は他にいないでしょう。
つまり少ない額で取引回数を増やすスキャルピング(超短期売買)派のトレーダーには、非常にお得な海外口座となるわけです。
・最大レバレッジ&ゼロカットなし
FXCCの最大レバレッジはECN XLとECNアドバンスド口座が200倍、ECNスタンダード口座が300倍なので他の海外FX業者と比較すると400-500倍が普通なので若干低めの設定になっています。
またゼロカット制度を採用しているため追証がないため、もし口座残高が0を通り越えてマイナスになったとしてもそれが借金とはなりません。
そのためリスクを最大限抑えて取引可能です。
・日本語サポート
残念ながらFXCCは日本語サポートがありません。
口座開設から、口座概要の確認、またいざという時、質問があるときのサポートなど全て英語でやりとりしなくてはなりません。
なので英語が苦手な方はこの業者で取引を始めるのは難しいといえるでしょう。
英語のサポート自体は24時間体制で、連絡もメール、電話やライブチャットも含め迅速にマルチプラットフォームで対応してくれます。
・FXCCはキャッシュバックもあり
FXCCから直接のボーナスはないようですが、IB業社からのキャッシュバックはあるようです。
IB業社は簡単に言えばFX企業を広告する業社です。
具体的には通常の口座開設方法ではなく、IB業社のFXCC口座開設リンクを踏んで、本家のFXCC口座開設ページから
口座開設をすることでFXCCでキャッシュバックを受け取ることができます。
このことからFXCCを口座開設する際は、キャッシュバック口座開設をオススメします。
・マージンコールとロスカットレベル
FXCCではマージンコールは100%でロスカットが50%となります。
この水準は海外FX業者の中で高くもなく、低くもなくといった感じになるでしょう。
・口コミなどの評判
FXCCの口コミやコメントなどみてみると、例えばFX評価サイトのForex Peace Armyの記事ではリクォートが多いと言う指摘がされています。
また自慢のスプレッドについても、重要指標時やストレス局面でスプレッドが広がってしまうという報告がされています。
しかし公式サイトにもNDDをしっかりとやる以上スリッページなどあるとしています。
それとは逆にその他のFXブログなどではスリッページがないなどもあります。
FXCC側がたまにスリッページがあることをデメリットとしてしっかりと受け入れている点は、透明性がある証拠ですし、レート操作などをしていないと評価できる点なのではないでしょうか。
まとめ
このように英語のみのサポートということも相まり、日本ではほとんど知られていないのですが、FXCC XL口座は少額取引でのスキャルピングに非常に向いているので初期取引資金が少ない方でも大きな儲けを得る可能性があります。
とにかくスプレッドや、取引コストを重視するトレーダーに取ってもオススメできる企業となります。
海外FX業者FXCCはスペック的にはFX初心者から上級者までスキャルピングトレーダーには満足できるのですが、一つ「全て英語」という点がネックとなってくるのでその点だけ気をつけて、新規口座開設できる方はしていきましょう。