もくじ
■取引できる通貨ペア例
まず簡単にどのような通貨ペアがあるかメジャーなものを見ていきたいと思います。
・ドル円
アメリカの通貨ドルと日本の通貨の円を売買する通貨ペアです。
下で詳しく解説しますが、この二つは大体同じようなトレンドラインを描き、低金利で安定していることから、あまり値動きが少ないというのが特徴です。
・ユーロドル
アメリカの通貨ドルとヨーロッパ全体の基軸通貨であるユーロを取引する通貨ペアです。
特徴としては一度トレンドが動き出したら頑固に動くということです。
どこでトレンドがどこで変わるのかなどは比較的読みにくいため、苦手とする方もいますが、デイトレードなどをされる方おすすめの通貨といえます。
・ユーロ円
先ほど述べたユーロと円を取引する相場です。
この通貨も値幅が大きく、大きな儲けを生み出すことができる通貨となります。
大きなスワップポイントも魅力の一つでしょう。
・ポンドドル
イギリスはヨーロッパの一つの国ですが、最近のEU離脱からもみて取れるようにEUから少し距離を置いている国です。
そのため通貨も未だにイギリス同時のポンドを使い続けています。
そんなポンドとイギリスの兄弟分であるアメリカのドルの通貨ペアです。
・ポンド円
先ほど紹介したポンドと日本の円という通貨ペアです。下で詳しく説明しますが、値動きが激しく大きな儲けを出したいトレーダーにとって人気の通貨となります。
・豪ドル円
豪ドルはオーストラリアの通貨で、一部で長期的に見て一番安定している通貨ではないかと言われているほど魅力的な通貨です。
最近は一時大きくその為替が下がりましたが、国民一人あたりの給与を見てもスイスに次ぐ第2位と非常に経済も好調であることが伺えるため、このようなことがいわれている通貨で、主にロングポジションを取る投資家の間で人気です。
そんな豪ドルと日本円の通貨ペアです。
・NZドル円
NZドルは南半球のオーストラリアの隣にあるニュージーランドで使われている通貨です。
そのNZドルと日本円の通貨ペアです。
利上げモードに入っているため、ポンドと同じく値動きが激しい市場として有名です。
そのため短期で大きな利益を出したいスキャルピングなどの手法を得意とするトレーダーの間で人気の通貨ペアとなります。
ここで挙げたものはあくまで主要通貨であり、他にもスワップ金利が高くスワップ投資に向いているトルコリラなどのスワップ狙いトレーダーにとって魅力的な通貨はたくさんあります。
しかしまだ口座開設をして取引を始めたばかりの初心者であるかたならばまずは候補としてここから絞ると言うのもアリでしょう。
また経験者などはこれらの特徴を利用して取引システムなどに利用できるようにしましょう。
さらにすべてのFXブローカーでこの通貨ペアがあるわけではなく口座タイプによってもその通貨ペアが可能かどうか決まってきます。
スタンダード口座、マイクロ口座、プレミアム口座、スプレッド口座、フリースワップ口座、アンリミテッド口座、ZEROブレード口座、ZEROブレード口座、ノースプレッド口座、ゼロスプレッド口座など各会社いろいろな口座がありそれぞれで可能な通貨ペアも決まってきます。
おすすめFX業者などで業者を選ぶのも大事ですが、自分の選んだ会社の口座タイプが、希望の通貨ペアを取り扱っているのかどうか確かめなくてはなりません。
■通貨ペアによってボラティリティが違う
スプレッド比較する上で最小スプレッドよりも平均スプレッドの方が大事ですが、通貨によって、業者ごとにも平均スプレッドなど異なるものがたくさんあります。
それと同様に各通貨ペアによってトレンドの動き方、相場の動きが全く変わってきます。
これをボラティリティと呼びます。
ポンド円はよく動く
ポンド円というものはクロス円チャートで実はドルを間に挟んだ取引となります。
ドルも円もキャリーベース通貨と呼ばれる低金利の為替なのに対し、ポンドは取引量が多い通貨でありながら利上げ気味なのでキャリー取引に分類されることもあります。
そのようなことからドルも円もリスク回避のために買われ、ポンドは売られ、逆の場合はポンド買いドル、円売りとなるので、完全に逆のトレンドになります。
このようなことから相対的にポンド円は非常に動きやすい相場となるわけなのです。
流れに乗れば稼げる
このポンド円はよく動くという性質から、トレンドを理解しそれに沿って投資をすれば大きな利益を得ることのできる通貨ペアとなります。
特に海外FXではハイレバレッジを用いた取引が魅力なので、それとの相乗効果でショートポジションで莫大な利益を生み出すトレーダーもいます。
読み間違えると痛い目にあう
その反面逆のことも言え、ドレンドを読み間違えると大きく逆の方向にそれてしまうため大きな損失をする可能性もあります。
■初心者におすすめの通貨ペアはドル円
ドルと円という日本人にとって親しみのある、そして世界的にも代表的な通貨は初心者がFXを始めるにあたってもおすすめできるペアとなります。
取引量が多い
まずドル円のFX取引の特徴を挙げるとすれば他の通貨ペアと比べて圧倒的にFX取引量が多く、通貨の流動性が極めて高く、約定スピード、約定力が強いこと挙げられます。
これによりスプレッドを狭く保つことができ相対的に取引手数料を抑えることができます。
またまずどの業者で取引口座を開設しようとドル円を取り扱っていない業者を探す方が難しいので、どの取引業者を選んだとしてもこの取引を開始することができます。
片方が円であるため入金や出金方法も簡単で、銀行口座などの国内銀行送金からトレード口座に円で入金して、最終的に円に戻せばいいので為替手数料も抑えることができます。
これは国内業者の国内口座でも海外FXブローカーでのFXトレードでも変わるものではありません。
このような取引環境は魅力と言えるでしょう。
値動きが小さい
ドル円の通貨ペアは歴史的に見ても大きく値動きした通貨ですが、現在のところFXレートは非常に落ち着いていて、この取引プラットフォームでの二つの通貨間の為替変動は他と比べて非常に小さいと言えます。
このことからFX自動売買を用いて戦略的に利益を取るといった戦略を立てることができます。
損失が大きくなりづらい
なので最大利益が生み出せるというわけではないですが、大きな損失する可能性、取引コストを抑えることができます。
なので比較的長期にわたってドルを保有するようなロングポジションを為替リスクを抑えながら取るなどの長期取引を中心とした取引方法が可能です。
このことはまだFX口座に投資金を大量につぎ込むできないFXを始めたばかりのFX初心者トレーダーにとっても証拠金維持率、つまり必要証拠金を保ちやすいので、入金額も少なくても始められるという意味合いでメリットとなります。
■まとめ
様々な通貨ペアがある中でそれぞれに個性があります。
FX口座開設後、どの通貨で始めたらいいか迷われている投資家の方はまずその特徴を理解して、ぜひご自身のスタイル、取引方法にあった通貨ペアを選択してトレードを開始してみてください。