もくじ
MX Trade(MXトレード)について
日本でのサービスを終了したMX Trade(MXトレード)がどうだったのか?
私自身、過去にMX Tradeで取引していました。
MX Trade(MXトレード)の実態について報告致します。
・現在日本でのサービスは終了
12月2日現在、日本からMX Tradeのサイトへはアクセス出来なくなっています。
海外のVPSなど日本以外のIPからは英語版のサイトにアクセス出来ます。
しかし日本語担当者は既に退職しているのか英語での返信のみです。
出金に関する問い合わせは応じても貰えないとの報告が何件かあります。
結論を先に書くと事前通知なく、日本からサイトにアクセス出来なくしその後顧客の出金に応じている様子もなくMX Tradeは詐欺業者であったと言わざるを得ません。
実際に筆者も出金拒否されました。
それではMX Tradeがどのような業者だったのか、私はどうして出金拒否になったのか詳しくご説明します。
MX Tradeの特徴
・ライセンスはベリーズ
MX Tradeは過去にイタリアとキプロスの規制当局から警告を受けています。
そのため、比較的ライセンス取得容易なベリーズライセンスで営業していたようです。
ベリーズライセンスの業者が全て危険かというと、同じベリーズライセンスのAxioryは今のところ出金拒否の報告等もありません。
あくまで業者の営業方針次第ですので口コミ等を参考に業者選びを行うのがいいでしょう。
・CFD取引もできる
MX Tradeの良かった点を挙げておくと、取引銘柄が多かった点です。
ダウや日経225などCFD取引も出来ましたし、日本の個別株も取引可能でした。
・最大レバレッジ400倍
海外FX業者を利用するメリットの一つが国内FXに比べて高いレバレッジで取引出来ることです。
・追証なし
高レバレッジで取引を行っていると、相場の急な変動でポジションが逆方向に動きロスカットされた場合、
口座残高がマイナスになることがありますが、0カットシステムが採用されていたため顧客に追証が請求されることはありません。
・日本語サポートがあった
MX TradeにはKurosawa Mariさんという日本語担当者がいました。
ちなみにKurosawa MariさんのFacebookのプロフィール画像はネットの拾い画像でした。
別人の画像をFacebookのプロフィール画像にしていた点などを考えると、やはり詐欺業者であったと考えるのが妥当だと思います。
新規口座開設後は積極的に電話での営業もされていました。
・口座開設ボーナス
新規口座開設で50$の入金ボーナスを受け取ることが可能でした。
・入金分100%ボーナス
入金ボーナスには2種類あります。
1つは証拠金としてのみ利用出来る入金ボーナスです。
1万円入金+1万円入金ボーナス=証拠金2万円の状態からスタート出来ます。
仮に2万円利益が出た場合、入金ボーナス分を除いた3万円が出金可能額となります。
もう1つは出金条件を満たすことで入金ボーナス分も出金出来るボーナスです。
MX Tradeの入金ボーナスは出金条件があるタイプでした。
出金条件は100$入金した場合、100$入金ボーナスが付与されますが、10lot取引しなくてはなりません。
出金条件を満たさずに出金申請した場合、取引で利益が出ていた場合利益分が無効になってしまいます。
これはMX Trade側が顧客に出金させないため意図的に行っていたのだと思います。
FX業者には大きく分けてECN業者とOTC業者(いわゆる呑み業者)の2種類あります。
ECN業者とは提携している銀行やリクイディティプロバイダーなどに注文を流している業者です。
ECN業者は顧客と利益相反関係にはありません。
厳密にはECN業者を謳っている業者の中にも顧客の注文を呑んでいる業者もあるのですが、ここでは説明を省略します。
OTC業者は顧客の注文を自社で呑んでいます。
そのため顧客の損失は会社の利益となり、顧客の利益は会社の損失となります。
そのため業者としてはトレーダーが勝つと困るのです。
100%入金ボーナスを行っている業者の多くはOTC業者です。
MXトレードは入金ボーナスを餌に顧客を集め、厳しい出金条件を定めることで顧客に出金させにくくしていました。
・MX Tradeを利用した感想と、出金拒否の体験談
私がMX Tradeを利用していた理由は、固定スプレッド、発注方式がInstant Excution、100%入金ボーナスこの3点です。
MX Tradeは数少ない固定スプレッドを採用していた業者でした。
固定スプレッドなので、雇用統計など大きなイベント時もスプレッドが広がらなかったので有利に取引することが出来ました。
発注方式はInstant Excution方式でした。
MT4の発注方式には2種類ありMarket Excution方式とInstant Excution方式があります。
どちらを採用しているかは業者によって異なります。
Market Excution方式は注文が約定するまでオーダーを投げ続けるため注文したレートから大きく滑る可能性があります。
Instant Excution 方式は予め設定したスリッページ内で注文が約定しなかった場合、注文が約定しません。
私はこの利点を生かして取引し、利益を出していました。
元本分と少しの利益までは出金出来たのですが、その後大きく利益を出した時点で出金申請した際に、筆者は出金拒否されました。
理由は、出金条件を満たすために行った大量の取引の中にスキャルピングにあたる取引があるという理由です。
英語の規約の詳細を細かく読むと確かに記述されています。
具体的には聞いた所、確か5分以内決済と5pip以内決済がスキャルピングにあたると主張されました。
IBサイト等のスキャルピング可否にはスキャルピング可となっていたため、私もそこまで細かく英語版の規約を読んでいなかったため、そのような理由で出金拒否になってしまいました。
この点についてはOTC業者なので、いずれ出金拒否されるのは想定していたのとこちらにも多少の落ち度があったため受け入れました。
以上が、私がMXトレードと利用した内情になります。
・MX Trade(MXトレード)は詐欺か否か?
事前通知なく日本からサイトにアクセス出来なくし、出金にも応じずにトンズラしたMX Trade(MXトレード)は詐欺業者であると言えます。
確かに口座開設キャンペーンや入金ボーナスや固定スプレッド利点も多く使い方次第で稼ぐことは可能です。
ですが、海外FX業者全般に言えることですが、金融庁監督下の登録業者ではないので万が一、出金拒否になった場合に泣き寝入りになってしまうことがほとんどです。
海外FXを利用される際は、まず口コミサイトや他のトレーダーの評判を参考にして下さい。
その上で万が一の場合に備えて複数の業者に資金を分散しリスクヘッジすることをオススメします。
今後の海外FX業者を選ぶ上で参考にして頂ければと思います。
私もMXTRADEにて出金拒否に遭っています。
金額的には80万円強ですが、HPにて英語サポートと先日まではチャットできましたが、粘り強く出金の件でやり取りしていたら、とうとうチャットウィンドウも表示されない設定にされました。
日本からHPへのアクセスが出来ないため、海外からHPにアクセスして再度ログインして出金申請をしようかと考えているところです。
何とかなったらいいのですが・・・
しばらくMXTRADEのHPに日本からアクセスできませんでしたが、現在はアクセスできるようですね。
私も80万円以上、この業者に資金を拘束されてるので、なんとかできればいいんですが・・・。