海外FXというのは、使い始めてしまえば国内のFX業者とは何の違いもなく、ハイレバレッジ取引きと享受できるのが大きなメリットですが、入出金のプロセスになると国内の業者とはかなり異なるソリューションや問題が出てくるものです。
そんな中、スムーズに入出金ができるBXONEが注目されていることから今回実際に利用してみました。
今回は、そのリアルな体験談レポートをお送りします。
もくじ
■結論：XMTradingの入出金のためなら積極利用すべきサービスではない
いきなり結論からの報告レポートとなりますが、今回かなり積極的にBXONEを使ってみました。
利用したのはXMTradingの入出金に利用してみたわけですが、
結果からいいますと仮想通貨取引所として利用することがあって、ついでにXMTradingの入出金にも使ってみる、という人であれば別に問題のない利用法であるといると思います。
ただXMTradingの入出金のためだけに新規の口座開設をするのは、ほどんとメリットが感じられないというのが正直なところです。
とくにBXONEではXMTradingでの利益部分を引き出すことが出来ませんので、仮に専用のデビットカードの発行が受けられたとしてもあまり魅力は感じられないのが実情です。
クレジットカード、デビットカードを利用して入金するならXMTradingで直接入出金するのが間違いありませんし、国内銀行入金もXMTrading上で直接利用可能です。
利益部分の出金については40万円以上の出金はXMTrading上なら無料ですし、それ以下でもほぼ2500円程度のコストで国内銀行に出金が可能となりますので、あえてBXONEを積極利用する必要は感じられません。
すべての資金を常にビットコインなどの仮想通貨にして管理し国内の口座に送金したいといったような特別な理由があるならば別ですが、単純にXMTradingへの入出金のためだけに口座開設するのは、ほとんどメリットを感じないというが利用してみた率直な印象です。
■そもそもBXONEとは何か
BXONEは、日本から日本円で仮想通貨の売買ができる取引所が基本的なビジネスの仕組みとなっています。
またそれと併設する形でオンラインウォレットを提供していますので、この部分が海外FXへの入金や出金に利用できるようになっているのです。
このオンラインウォレットは、特定国に紐づかないネット上のウォレットということで、国内の銀行にいちいち出金しないで資金管理ができるのが大きな特徴です。
たとえば二つ以上の海外FX業者を利用する場合、こうしたオンラインウォレットに資金を蓄積しておけば、いちいち国内の金融機関へ戻さずに簡単に振り分けが可能となるのメリットとなります。
口座開設はネットで完結
BXONEの口座開設はとても簡単で、必要情報をネットで入力後身分証明書と居住証明書をアップロードすれば簡単に利用開始ができます。
他の海外FXの口座開設と同じぐらいの手軽さとなっています。
入金方法は3つ用意されている
仮想通貨の海外取引所であるBXONEは、口座入金のためにクレジットカード、デビットカード、国内銀行からの送金、仮想通貨で国内取引所からの入金が設定されています。
いずれも手数料は一切かかりませんが、時間的にはリアルタイムで入金となるのがクレカ・デビットカードで、次いで仮想通貨、そして営業時間に左右される国内銀行入金ということになります。
国内からの送金の場合、銀行の営業時間に間に合えば、だいたい1時間程度で口座に入金額が反映されることになります。
この口座はオンラインウォレットとしても機能していますから、国内の取引所で購入した仮想通貨を送金してこのウォレットで管理することもできますし、海外FXで仮想通貨入金を認めている業者にはここから仮想通貨で入金することも可能になります。
出金方法は3つ
出金方法としては、
１ 銀行送金で国内に出金
２ 仮想通貨による出金
３ 専用のeZpayカードでの出金
が用意されています。
カード出金は専用のデビットカードを作成する必要がありますが、なぜか今現在はこのカード発行が一時中止されており、法定通貨では事実上銀行送金による出金しか選択できない状況です。
そのためBXONEでは、日本国内から郵送で口座開設ができるカンボジアの最大手銀行アクレダ銀行に米ドル建ての口座開設をし、同行が発行するデビットカードを利用することを勧めているようです。
■海外のFX業者に送金するのには便利な存在
実際に今回、口座開設をしてXMTrasingに入金するところから使ってみましたが、開設までの時間は非常に短く、しかも難しいことは一切ありません。
国内銀行に送金すれば、営業時間中なら1時間程度で口座に入金額が反映されますので、まず国内銀行送金はかなり便利な存在といえます。
XMTradingでは、たまたまBXONEからの入金に10％、上限500ドル（5万円）のボーナス加算のキャンペーンを行っていましたので、50万の入金で5万円のボーナスをもらうことができました。
ただしXMでは、出金はあくまで入金分だけということになりますので、利益部分をBXONEで引き出すことは出来ません。
■BXONEのいくつかのデメリット
１）クレジットカード入金は仮想通貨を購入することが前提
ただBXONEの口座は、いくつかの想定外のデメリットも存在しています。
まずクレジットカードで入金する場合、基本的に仮想通貨取引所であることから、まず仮想通貨を購入しなくてはなりません。
ここのところ仮想通貨はその価格が1日でも大きく上下動していますから、下落のタイミングに購入してしまうと実額が減少しかねないという思わぬリスクに見舞われることになります。
さらにクレジットカードによる仮想通貨購入は、60日間資金の出金ができないというルールがあることから、海外FX業者への送金のウォレットとしてだけ使う場合、決してお勧めできない状況があります。
２）国内の銀行に出金するのには意外に手数料がかかる
本来このサービスでは、専用のデビットカードを申し込めば国内のコンビニから金融機関を通さずに現金を引き出すことができるため、もっとも利便性のいいものとなっているのですが、現状ではなんらかの理由でこの発行が中止されていることから
まずすぐに出金で利用できるのは、国内銀行送金ということになります。
出金手数料は出金額の1％で、最低手数料が2000円ですから、少額の出金をした場合には手数料が大きくのしかかることになります。
同じようなサービスのbitwallet（ビットウォレット）は金額に関わらず824円で国内銀行に出金ができますので、BXONEでの国内銀行への出金はお世辞にも安いコストとは言えないものがあります。
国内銀行への最低出金額は1万円からとなりますが、その都度2000円の手数料を払うのはさすがに厳しい状況です。
3）香港の企業ということで中国政府との関係も気になるところ
BXONEは、ホームページ上のどこにも明確には記載していませんが、基本的に香港をヘッドオフィスとするグローバル企業ということで、よくも悪くも中国政府に規制を受ける可能性のある企業です。
昨今中国政府は、ビットコインのマイニングや中国国内での取引きに様々な規制をかけはじめてきていますから、こうした動きに巻き込まれて、口座が凍結になったり送金がうまくできなくなるといった事態に陥ると、予想外のダメージを受ける可能性があります。
海外の業者すべてが危ないということではありませんが、中国の統制支配下にある国の仮想通貨取引業者であることには、一定のリスクがついて回ることはあらかじめ理解しておくべきでしょう。
BXONEが推奨するカンボジアのアクレダ銀行口座開設も微妙
現状どういう理由かわかりませんが、BXONEが用意したeZpayデビットカードの発行が中止されており、その代わりに同様のデビットカードを発行してくれるカンボジアのアクレダ銀行に口座を開設することを同社では積極的に推奨しています。
いまのところカンボジアは政情不安はありませんが、ひとたびミヤンマーのような状況になった場合、外人が開設した口座などは簡単に預金封鎖に追い込まれる可能性もあります。
また、国際間の租税条約等に基づく情報交換は、各国で相当綿密に行われていますから、カンボジアの銀行に口座を開設してもっているというのは、言ってみれば相当不自然な行為とみなされ余分なチェックを受けるリスクが高まることも意識したおかなくてはなりません。
つまり銀行を通さないデビットカードによる国内での出金を実現するためには、あまりにもリスクの高い行為となる点は注意が必要です。
■BXONEを使うべき人
そもそもこの口座を仮想通貨購入のために保有しており、大きな利益が出た時にその利益部分をXMTradingへ取引き原資として入金する、といった利用をされる投資家にとっては仮想通貨との複合的な利用になりますが、かなりメリットがありそうです。
ただ入金のタイミング、XMTradingへの送金のタイミングを間違えますと、今どき１BTCで1日に日本円で140万円もの価格の上下動がでる代物ですから、まったく利益を享受できないといったことも考えられ、相当緻密に取引きすることが必要になりそうです。
以上、独自のBXONEの体験談とさせていただきます。
興味を持たれた方は、下記公式サイトから申し込みしてみてください。
BXONE公式サイト
