もくじ
・Traders Trust (トレーダーズ トラスト) とは
2009年創業でキプロスに本社があり、10カ国から金融ライセンスを取得しているため、その名の通り信頼の置ける海外FX会社と言えるでしょう。
また2017年の7月から一部地域の顧客を元のキプロスが発行するCySECからバヌアツのライセンスであるVFSCの認可へ移動することを発表しました。
これは日本語利用の顧客も対応となりましたが、特別な申請や取引条件に変化はないため通常とうり取引が可能です。
取引プラットフォームとしては世界的に人気なオープンソース取引ツールであるメタトレーダー(MT4/5)を使用しています。
・Traders Trustがオススメの人
トレーダーズトラストの最大のメリットとしてあげられるのがその名前の通りその「信頼性」にあります。
いままでに特に目立った不正などもなく、数多くの欧州での金融ライセンスを取得しています。
またトレーダーズトラストで最近注目されているのが「アセットマネージメントプログラム」と呼ばれるトレーダーへのバックアップ体制でしょう。
特にトレーダーズトラストのマネー・マネージメント専門関連会社のTTCM investment提供の、PAMMプログラムであるCuboシリーズ口座は最近人気を集めています。
PAMM口座とはProfit allocation money managementの略称で、投資信託のように口座開設者から資産を集め、保守的かつ効率的に資産運用し、投資額に応じて利益を配分する仕組みです。
専門家がしっかりとストラテジーを立てて取引をするため、今年の結果を見ても20%ほどの利益を出している投資家の方もたくさんいるようです。
PAMMストラテジーではドローダウンも15%なので損失を最小限に抑えることができ、年間の目標は最大45%としています。
また個人投資家が自分一人でFX市場に海外投資をするという精神的負担も軽減できます。
それ以外にも通化ペアとしては珍しい金銀原油も取引可能なのでこれらの通貨ペアを利用したい方もオススメでしょう。
・完全NDD方式100%STPブローカー
FX業者の取引方法は大きく分けて2種類あるのですが、海外FXブローカーの多くは電子取引所取引、NDD取引(ノー・ディーリング・ディスク取引)という取引方法をしています。
そしてTraders Trust ももちろん完全にNDD口座のNDD取引となります。
これはトレーダーがFX口座でちゃんと注文した通りに海外FX業者がそれを行うという、ごく当たり前の取引です。
トレーダー側がその通貨を売りたいとなった場合、いくらでその通貨を買いたい人がいるかを探してその売り手と買い手同士を結びつけ、その時点で取引が成立します。
このようなことから、約定拒否や意図的なスリッページなどの不正行為を避けることができます。
海外FX会社のビジネスモデルとして売り手と買い手を結びつける仲介手数料を取り、そこから儲けを出しています。
このようなことから、海外FX企業は利益を出すためにトレーダー自体の数や取引量、ロット数を増やす必要があり、顧客が儲ければ儲けるほど、企業としての利益も出てくることとなります。
これは国内FX業者で多く採用されている店頭取引(OTC取引・DD取引)という取引方法と比較するとメリットが見えてきます。
これはどういう事かというと投資家が注文通りの売買を「しない」というトレード方法です。
例えば具体的にドル円で米ドル買い注文をトレーダー側から出したとしても証券会社がそのとうりに買うとは限らないということです。
これはカバー取引という方法でもあり、業者側にとって不利益となるFXトレードをカバーするという意味でこのような名前でも呼ばれます。
非常に不公平で一見するとまるで詐欺業者のように聞こえるこの方法で何が起こっているかというと、投資家が負ければ負けるほど国内FXブローカー側が儲かることになります。
なぜかというと、FXトレーダーが実際にある通貨を購入してもしそれが上昇したら、国内FX会社側からFXトレーダーにより多くの資金を支払わなければなりません。
海外FX企業のようにFXトレーダーが注文した通りにその通貨ペアで購入していれば、何の問題もなくそのままそれを払えばいいのですが、そうでない場合、国内業者はそのとうりに買っておらず注文を変更しているので、投資家が勝てば国内証券会社の利益としてはマイナスになってしまうのです。
逆に投資家のトレンド予想が外れて、投資家の資産がマイナスとなれば、国内業者側の利益となるわけです。
つまり投資家が損をすればするほど、国内FX企業が儲かるという仕組みがOTC取引で、多くの日本業者がこれを採用しています。
そしてこのようなシステムから、絶対とは言いませんが、国内業者が投資家に損をしてもらおうとする取引操作をする可能性が0ではありません。
例えばシステムダウン、スリッページを意図的に行う、損切りの注文のため一時的に急激にレートを動かすと言ったことはすべて国内業者側の利益につながります。
証拠金を用いたレバレッジ取引も最大約25倍程度なのは顧客がたくさん儲けてもらってはビジネスモデルとして困るからという見方もできます。
このような取引のことを総じて相対取引と言い、国内FXと直接取引をするような構図となります。
このようなことから完全NDDの100%STPとしているトレーダーズトラストは透明性があり、安心感、信頼感を持って取引することが可能となるのです。
・口座は3タイプ用意、オススメはECN口座
トレーダーズトラストの口座タイプとしては全部で3タイプあります。
一つはMT4口座となり手数料無料な分スプレッドが高めのスタンダードな口座となりますが、最低入金額が1万円からと口座資金が少なくても始めることが可能です。
しかし開設口座としてオススメなのはTradersTrust ECN口座で、ECNアカウントでは取引毎に手数料がかかる変わりにスプレッドが最小0pipsからとなるタイプです。
1lot(10万通貨)あたり、手数料が$2.5と、ECN方式利用者はかなりお得に取引を進めていくことが可能です。
・日本人専用超低スプレッド口座あり
さらに日本人顧客限定で3つ目の口座があり、それは日本人専用MT4低スプレッド口座です。
NDDでSTP口座提供の業者は概してそれ以外、特に国内FXブローカーと比べるとスプレッドが広めとなってしまうので、以前まではそれがトレーダーズトラストの弱点でもありました。
しかし日本人顧客がスプレッドの狭さを業者選びの際にかなり重視していることがわかったため、なんとトレーダーズトラストは日本人顧客向けに、日本人専用の超ロースプレッドアカウントを提供開始しました。
この口座は他業者のSTP方式口座(スタンダードアカウント)と比較しても最高水準となることがわかります。
■Traders Trustの口座スペック詳細
初回入金としては$100(およそ1万円程度)から受け付けています。
MT4口座での通貨ペアは42種類で貴金属:2種類、CFD:9銘柄となっています。
取引手数料についてはスタンダード口座、低スプレッド口座が無料ですが、ECN口座では10万通貨あたり2.5ドルがかかります。
初回最低入金額はスタンダード口座が100USD、低スプレット口座 /とECN口座が500USDとなります。
取引通貨単位は1ロットが100,000通貨で最低取引数量は0.01lot (1000通貨)となります。
口座通貨としてはアメリカドル、ユーロ、円が選択できます。
・最大レバレッジは500倍
最大レバレッジに関しては500倍と海外FXの中で平均的で取り立てて高いわけではありませんが決して低いわけでもありません。
レバレッジに関しては「国内FX会社と比較して500倍もあれば十分」と考えられる方は問題ないでしょう。
・ゼロカットシステム採用で追証なし
FX業界には国内FXにはあまりなく、海外FXに良くある0カットシステムというものがあります。
ゼロカット制度(追証カット制度)とは、為替の急激な変化に対してFX業者の強制ロスカットが間に合わず、損失分を顧客に請求することを避ける仕組み、FXサービスです。
普通のFXならばどのような大損害をしても財産がマイナスになってしまうことはないのですが、この仕組みがないせいで借金をしてしまうケースもあり得てしまうのです。
これはFXトレーダーにとってリスク管理の点においても歓迎される制度となります。
追証がないと安心して取引できるのでストレスも軽減されます。
・スプレッドは海外FX業者でも高水準
スプレッドは上で述べた通り、日本人顧客専門口座でのSTP取引なら海外FX業者で高水準を達成しています。
透明性、約定力があり、スプレッドも低めなので新規口座開設、追加口座開設ともにオススメできます。
・多数ライセンス取得で信頼性
トレーダーズトラストはその歴史こそ浅いもののキプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンスを始め、欧州を中心に10カ国もの多くのライセンスを取得しています。
特に取得が難しいとされるイギリスのFCAを取得している点でも信頼感があると言えるでしょう。
トレーダーズトラストのライセンス、規制監督機関をいかに全て紹介します。
キプロス証券取引委員会(CySEC)
英国(FCA)
ドイツ(BaFin)
フランス(BdF)
スペイン(CNMV)
イタリア(CONSOB)
スウェーデン(FI)
オランダ(AFM)
デンマーク(The Danish FSA)
投資家補償基金(ICF)
ライセンスの数で信頼性が保証されるわけではありませんが、これらの名前を見る限り信頼に値してもいいと判断できるのではないでしょうか。
・充実のTraders Trust日本語サポート
上でも述べたとうり日本人顧客はトレーダーズトラストにとって大切なお客様となるため、日本語サポートも悪くはなく公式サイトは完全に日本語化されています。
サポートツールとしてはメール、電話、ライブチャットとなります。
日本語サポートデスクの対応時間としては夏時間:(月曜) 午前 6:00 ~ (土曜) 午前 6:00 (日本時間)、冬時間:(月曜) 午前 7:00 ~ (土曜) 午前 7:00 (日本時間)となりますので注意しましょう。
・入出金方法が非常に多彩、Bitcoinにも対応
トレーダーズトラストのメリットとして入金、出金方法が多彩なことも挙げられます。
クレジットカード(visa,master)、国内送金(三井住友銀行)、海外送金、電子決済など主な方法は全て網羅しています。
電子決済もメジャーどころを抑えており、2016年に日本人向けサービスを停止したネッテラーを除きMoneybookers,OKPAY,FasaPAY,Cash4WNなど対応しています。
入金からの口座反映スピードもクレジットカード・電子決済であれば即時に反映されます。
またビットコインも対応しているので、安全で素早く、かつ手数料を少しでも抑えたいトレーダーの方でビットコインに興味を持っている方も安心してトレーダーズトラストを利用していくことができます。
さらに入金手数料、出金手数料無料で出金にかかるまでの日数は1~3営業日となります。
■TradersTrustのデメリットは?
ここまでトレーダーズトラスト口座保持者のメリットについて紹介してまいりましたが、他の海外FX会社同様デメリットもないわけではありません。
以下でトレーダーズトラストを選んだ際のデメリットについて紹介していきたいと思います。
・ロスカット水準が証拠金維持率50%以下と高い
FXでは実はいつでも自分の意思で通貨を取引できるわけではありません。
不条理に聞こえるかもしれませんが、一つの例としてFXは証拠金取引と言われていることが関係します。
もし証拠金を用いて売買した通過が値下がりして、自らのFX口座の証拠金残高が減ってしまった場合ロスカットとなってFX業者によってポジションしていた通貨を強制的に決済されてしまします。
正確には証券会社があらかじめ設定したロスカットレベル(必要証拠金維持率)というものがあり、それを下回るとロスカット、強制決済となって、自動的に売買が行われ、マイナス分は即損失となります。
なのでもしまだその為替で通貨取引を続けたいと思ってもそれは不可能となってしまうわけです。
水準は各FX業者ごとに違ってくるのですが、トレーダーズトラストに関しては証拠金維持率50%以下と非常に高めに設定されています。
証拠金維持率は低いほど余裕を持って取引できるのですが、このような理由からトレダーズトラストの場合は少しFX取引口座に多く入金して取引する必要が出てくるでしょう。
その代わりマージンコールに関しては20%と他の業者よりも低いのですが、やはりロスカットレベル50%は大きなデメリットと言えるでしょう。
・ボーナスキャンペーンがない
海外FX業者では国内FXブローカーがサービス提供しないような豪華なボーナスが多いのですが、トレーダーズトラストはそれらのボーナスキャンペーンが一切ありません。
しかしトレーダーズトラストとしては余計なボーナスを増やすよりはしっかりと基本的な顧客サービスを改善したいと考えているようです。
デメリットではありますが、好感が持てるのではないでしょうか?
・信託分別管理
トレーダーズトラストは投資家補償基金に加入し、顧客資金が信託保全はされているものの完全信託保全ではありません。
なので万が一トレーダーズトラストが破産などした場合、FCAの基準に則り、20000ユーロまでの資産は戻ってくるのですが、それ以上の保証はありません。
・低スプレッド口座とECN口座の最低初回入金額が5万円~
MT4のスタンダード口座が1万円からの入金なのに対して日本人向けの低スプレッド口座、ECN口座は初回入金額が5万円からとなっています。
使える資金がかなり少ない方には難しいかもしれませんが、少し努力すれば達成できる数字ではないでしょうか?
まとめ
このように完全NDDの100%STD取引にもかかわらず日本人向けの低スプレッド口座を用意しているため取引毎損失を抑えながら、信用性の高い取引が可能です。
「とにかくFXの知識があまりなく海外FXでの口座開設が不安」という投資家の方はトレーダーズトラストを検討してみるのもオススメです。