もくじ
IFC Markets(IFC マーケット)とは?
IFC Marketsはイギリスのシティ・オブ・ロンドンに本社を構えるIFCMグループの傘下の一つとなります。
ここのコンシューマー向けFXサービスは2006年に設立されたIFCMARKETS. CORP.が執り行っています。
このFXブローカーの運営本社がニュージーランドにあり、オーストラリアがサポート拠点となります。
2003年に設立され、海外FXブローカーのなかでも歴史ある部類に入ります。
この海外FX口座は取り扱い口座通貨ペアは40種類となりFX業界で取り立てて多いわけではありません。
しかし金融サービスの種類が豊富で、CFD銘柄については114銘柄(株式指数:8種、証券:69種、コモディティ37種)を取り扱っており、他の海外FXと比較しても金融商品の取り扱いが多いことがわかります。
もちろん無料口座開設可能で、さらに口座維持手数料無料、取引手数料も無料となります。
IFCでの入金方法、出金方法はクレジットカード、国内銀行送金、海外銀行送金、オンラインウォレットとなります。
・IFC Markets(IFC マーケット)のサービス内容
・完全固定スプレッド
IFC マーケットの海外FX取引をする場合、一つ特徴となるのが完全固定スプレッドということです。
これは何がいいのかと言うと「損益までのラインが常に一定」ということが挙げられます。
例えば市場が不安定な通貨ペアを選択した場合、スプレッドがそれに左右されないためお得にFX取引を進めていくことができるのです。
そのような通貨ペアで取引を考えておられる投資家はIFC マーケットは候補の一つとなりうるでしょう。
また、損失や利益予想が正確に出しやすく、資産運用としてのFXがより容易となります。
もし変動スプレッドだとしたら相場変動に加えてスプレッドの変動も考えなくてはいけないとなると一つ負担が増えることになり、純粋にFXトレードに集中することを妨害してしまいます。
このような変動スプレッドの欠点をカバーしているのが固定スプレッドと言えるでしょう。
・最大7%のフリーマージン利息
もう一つの大きな特徴として利用していない証拠金(フリーマージン)に対して最大7%の年利が入ることです。
日本の銀行金利は落ち続け金利0.01%も普通となった今、FX口座に証拠金として預け入れるだけで年利7%がもらえるIFC マーケットの取引口座は驚異的と言え、普通に銀行に預けるよりここの口座に預けた方がかなりお得と言えるでしょう。
ただしこれはただ単に取引口座に証拠金として置いておくだけでは達成できず、月々の取引ロト数によって決められていきます。
具体的には70ロット以上で利率7%となるので、取引量が多いトレーダーほどお得となります。
・年2%の金利狙いで資金だけ預ける
上のフリーマージン利息とは別にFX口座の預け金に年2%の資金がつきます。
これに関してはとくに取引をしていないだけでもらえるので、日本の普通の銀行よりも圧倒的に高金利となります。
IFC マーケットを金利の高い銀行のように使うことも可能となります。
・最大1,000倍の超ハイレバレッジ
ハイレバレッジと聞いて海外FX会社XMの888倍のレバレッジを思い浮かべるトレーダーの方も多いと思います。
しかしここはさらにそれを上回る最大レバレッジ1000倍となります。
とにかく「レバレッジ最大 」を求める方はIFC マーケットを候補の一つに入れてもいいのではないでしょうか?
・MT4マイクロ口座がおすすめ
基本的にはIFC マーケットは独自開発した取引ツールとして「NetTradeX」を使用していましたが、2013年にグループ会社である「Infin Markets」とサービスを統合したことにより、取引システムとして
「NetTradeX」と「メタトレーダー」の2つを選択できるようになりました。
どのプラットフォームを選択するかにより選択できる口座タイプも決まっており、「NetTradeX」の場合はビギナー向けの「NetTradeXビギナー口座」と「マイクロ アカウント」で、「メタトレーダー」の場合は一般トレーダー向けに「マイクロ アカウント」と「スタンダード アカウント」が選択でき、全部で4種類の口座タイプがあります。
中でもオススメなのがMT4マイクロ口座で、ここでは取引環境として世界的に有名なオープンソースFXトレードアプリケーションであるメタトレーダー(MT4/5)を使用していきます。
・口座開設はスピーディーで即日取引OK
通常、海外FXで口座開設をする際、基本的には「本人確認書類」と「現住所証明書類」の2つが必要となってきます。
しかしIFCでの口座開設に必要な書類は写真付きの本人確認書類のみとなります。
パスポート・運転免許証・写真付住民台帳の他に通常他業者では認められないことの多い学生証や社員証でもOKなため、非常に気楽です。
あとは個人情報をフォームに登録するのみなので30分ほどあれば全然問題なく口座開設、海外FX利用がすぐに可能となります。
ただしそのまますぐ取引をしたい方はクレジットカードが必要となるので注意が必要です。
・マイクロ口座はレバレッジ1,000倍!スタンダード口座は200倍
マイクロ口座を選ぶ最大の理由として、スタンダード口座がレバレッジ200倍なのに対し、マイクロ口座ならレバレッジが 1000倍になることです。
取引に使える資金が少ない場合でも、しっかりとした戦略さえ立てることができれば大きな儲けとなるのがIFC口座の特徴でしょう。
とにかく「ハイレバレッジ」と考えるFXトレーダーはIFCでの取引口座開設をオススメします。
・1,000倍レバレッジには申請が必要
一つ注意点としては1000倍までレバレッジを高めて取引をするには申請が必要ということです。
申請と言っても何か特別な条件が必要なわけではなく、実際は報告程度となります。
これはレバレッジ1000倍に対するリスク管理の点で行っていることでしょう。
・初回入金額が安い!マイクロ口座なら少額取引が可能
マイクロ口座の初回入金額は1000円からとなり、この金額でハイレバレッジのトレードが試せることになります。
一方スタンダード口座の最低入金額は30000円になり、マイクロ口座と比べると違いは一目瞭然ですね。
またMT4マイクロ口座の最小取引サイズは1000通貨となるため、仮にレバレッジ1000倍をかけるとしたら100円でポジションを持つことが理論上かのうとなります。
使える資金が少ない方ほど MT4マイクロ口座はオススメできるのです。
・マイクロ口座の制限には注意
マイクロ口座の他の注意点としては制限がかかってしまうことが挙げられます。
口座残高が5,000ドル・5,000ユーロ・50万円を超えてしまった場合には、新しくポジションを持つことができないのです。
こうなってしまった際の対処法としては口座タイプをスタンダード口座に変更するか、口座残高を3,000ドル・3,000ユーロ・30万円以下にする必要があります。
残高調整は出金で簡単に調整可能なので対処法としては、後者で十分でしょう。
IFC Marketsの信頼性・安全性のデメリット
IFCには上記のようなメリットがある反面、信頼性・安全性に関してデメリットと言えることが幾つかあるのでそちらの方も以下で紹介していきたいと思います。
・OTC方式で約定は信頼できない
海外FXブローカーは電子取引所取引、NDD取引(ノー・ディーリング・ディスク取引)という取引方法をしているのですが、IFCマーケットでは取引方式としてOTCとなっています。
NDD取引はトレーダーがFX口座でちゃんと注文した通りに海外FX業者がそれを行うというごく当たり前の取引です。
トレーダー側がその通貨を売りたいとなった場合、いくらでその通貨を買いたい人がいるかを探してその売り手と買い手同士を結びつけ、その時点で取引が成立します。
このようなことから約定拒否や意図的なスリッページなどの不正行為を避けることができます。
海外FX会社のビジネスモデルとして売り手と買い手を結びつける仲介手数料を取り、そこから儲けを出しています。
このようなことから、海外FX企業は利益を出すためにトレーダー自体の数や取引量、ロット数を増やす必要があり、顧客が儲ければ儲けるほど、企業としての利益も出てくることとなります。
しかしIFCはこの制度を採用せず、なぜか国内FX会社で主流となっているOCT取引・DD取引を採用しており日本語でいえばこれは店頭取引となります。
これは具体的にドル円で米ドル買い注文をトレーダー側から出したとしても証券会社がそのとうりに買うとは限らないということです。
これはカバー取引という方法でもあり、業者側にとって不利益となるFXトレードをカバーするという意味でこのような名前でも呼ばれます。
非常に不公平で一見するとまるで詐欺業者のように聞こえるこの方法で何が起こっているかというと、投資家が負ければ負けるほどFXブローカー側が儲かることになります。
つまり投資家が損をすればするほど、FX企業が儲かるという仕組みなのですがIFCはこのモデルを採用しています。
だからと言って「悪い」とは必ずしも言えないのですが、このような方法で取引を進めているということだけは覚えておきましょう。
・スプレッドは完全固定だがやや広め
上で完全固定スプレッドということを触れましたが、その分平均スプレッドはやや広めとなります。
通常国内FX業者と同じ方式のOTC方式ならばNDD方式に比べスプレッドを抑えることが可能なのですが、IFCはそこまで狭いとは言えません。
固定スプレッド口座は変動スプレット口座と比べどうしてもスプレッドは広めとなるのである程度は仕方ないと言えますが、「取引量が多いため スプレッドを減らしたい」という方にはあまりオススメできません。
・信託保全ナシ
IFCの最大のデメリットとして信託保全がないことが挙げられます。
信託保全を簡単に説明すると例えば、万が一そのFX会社が倒産してしまった場合にそのお金がまったくもどってこなかったとしたら大損害です。
信託保全されていたらそのような場合でも資金が我々の手元に返ってくるのです。
しかしIFCの場合その保証はないと言っているのです。
最近のスイスフランショックやテロ事件が多発する中、いつどんなタイミングで何が起こるのかわかりにくい世の中です。
それにもかかわらず信託保全ナシというのはFX投資家にとって非常に不安なものとなります。
・マイナーライセンスを1つだけ取得
中東・ヨーロッパ圏でいくつか投資会社を保有し、世界44カ国でビジネスを展開しているのですが、ライセンスとしては英国領ヴァージン諸島からのライセンス融商品市場指令(BVI FSC)での認可のみとなります。
ライセンスの数だけでは信頼性があるかどうかは判断できませんが、「マイナーライセンス」というのはそれだけ取りやすいことを意味するのでメジャーなライセンスと比べ信頼性という意味では劣ると言えるでしょう。
・日本語サポートは「最低限」
公式ホームページは完全日本語対応されており、サポート体制もライブチャット、電話、Eメールなど対応、対応時間も平日の営業日で14:00~23:00までと十分なように感じますが、口コミなどによると日本人スタッフの数が足りていないようで、電話やライブチャットがなかなか繋がり辛いようです。
このようなことから日本語サポートは「最低限」という言葉が当てはまります。
まとめ – IFC Marketsはハイレバトレードお試しか年利狙いで運用-
以上のことからIFCマーケットでのトレードはレバレッジ最大1000倍を用いた超ハイレバトレード狙いのトレーダーか、じっくりと年利で稼ぐFX投資家に向いているといえるでしょう。
さらに現在口座開設ボーナスを行っており、現在初回取引でもれなく8000円のキャッシュバックがもらえます。
このように海外FXキャンペーンをやっている際はFX口座開設の絶好のチャンスとなるので今が狙いどきかもしれません。
しかし、それ以外のFXトレーダー方はIFCに正直あまり向いているとは言えません。
自分なりのFX投資方法を考え、どの海外FX口座開設がベストなのかしっかりと考えていきましょう。