もくじ
- 海外FX業者ごとのスプレッド比較
- ◆STP口座とECN口座で異なるトータル取引コスト
- ◆メジャー通貨ペアのスプレッド比較ランキング(STP口座/ECN口座)
- ●米ドル円(USD/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
- ●米ドル円(USD/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
- ●ユーロ米ドル(EUR/USD)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
- ●ユーロ米ドル(EUR/USD)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
- ●ユーロ円(EUR/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
- ●ユーロ円(EUR/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
- ●ポンド米ドル(GBP/USD)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
- ●ポンド米ドル(GBP/USD)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
- ●ポンド円(GBP/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
- ●ポンド円(GBP/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
- ●豪ドル米ドル(AUD/USD)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
- ●豪ドル米ドル(AUD/USD)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
- ●豪ドル円(AUD/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
- ●豪ドル円(AUD/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
- ◆海外FXと国内FXのスプレッド環境の違い
海外FX業者ごとのスプレッド比較
海外FXには国内FXにはない魅力がたくさんありますが、海外FXブローカーで新規口座開設する際、重要な判断基準のひとつに挙げられるのがスプレッドです。
スプレッドとは、FX通貨を取引する時の売値(Ask)と買値(Bid)の差額のことで、FXトレードをすれば必ず発生することになります。
海外FX会社の場合はスプレッドで利益を得ている面が大きいため、このスプレッドはFX業者側の取引手数料のような意味合いを持っています。
例えば、ドル円を売る時の値段が111.99円で買う時の値段が112.00円であれば、スプレッドは差額の0.01円(1銭)。
このスプレッドで1万ドルのFX取引をした場合、0.01円×1万になるので実質的に100円の取引手数料を支払うイメージになります。
スプレッドが狭い(=手数料が安い)
スプレッドが広い(=手数料が高い)
ハイレバレッジ取引を利用した短期売買(スキャルビングやデイトレード)を中心にトレードするFXトレーダーが多い海外FXでは、スプレッドの狭さは重要なポイントです。
スキャルピングトレードの場合、どうしても取引回数は多くなってしまうので、スプレッドは狭ければ狭いほど取引コスト軽減に繋げることができるからです。
ただし、極端に狭いスプレッドを提供する口座タイプの場合は取引手数料を別途有料にするFX会社が多いので、その点はよく確認したうえで判断する必要があります(この部分に関しては後程詳しく説明します)。
そこで今回は、海外FX業者のスプレッドを徹底調査しました。
主要通貨ペアごとのスプレッド比較ランキングを、口座タイプ別に紹介します。
スプレッドは取引コストに直結するので、ぜひ海外FX口座開設する際の参考にしてください。
なお、スブレットの単位は通貨ペアの対象が日本円なら“銭”を使うケースもありますが、多くの場合は“pips”という単位で表示。
ちなみに、0.1銭は0.1pips、1銭は1pips、1円は100pipsとなります。
◆STP口座とECN口座で異なるトータル取引コスト
海外FX口座は「STP口座」と「ECN口座」の2種類に分けられるのですが、スプレッドはこの取引口座タイプによって大きく異なるので、トレード資金の面でもその違いをしっかりと理解しておくことが重要です。
STP方式は取引手数料無料のタイプが多く、そのままスプレッドが取引コストになるだけなのですが、ECN方式はスプレッドに加えてトレードごとに取引手数料が発生することになります(一部無料の場合あり)。
この部分だけを比較すればECN口座の方が割高な印象を受けるかもしれませんが、取引手数料が有料に設定されている分、ECN口座のスプレッドはかなり狭く設定されているので、トータルの取引コストではSTP口座より安くなるケースの方が多く見受けられます。
特に最近はゼロスプレッドを提供する海外FX口座も増えており、取引コストが大きく影響してくるスキャルビングなど短期売買中心の日本人FXトレーダーから絶大な人気を集めています。
ただし、STP口座にもECN口座にもメリット・デメリットはあるので、口座タイプを選択する時は自分のトレードスタイルを含めて総合的に判断するようにしましょう。
なお、ECN口座のトータル取引コストを算出する場合は、取引手数料をpips換算してスプレッドと合算してください。
例えば、往復8ドル/1ロットの取引手数料はpips換算で0.8pipsとなります。
◆メジャー通貨ペアのスプレッド比較ランキング(STP口座/ECN口座)
主な海外FX業者が提供するメジャー通貨ペアの平均スプレッドを、STP口座とECN口座に分けてランキング形式で紹介します。
スプレッドは流動的で単純に比較するのは難しい面もありますが、口座開設方法や実際に取引する時の参考になるのでFX業者比較してみてください。
なお、今回紹介しているのは基本的に変動スプレッド方式の口座タイプとなります。
●米ドル円(USD/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
●米ドル円(USD/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
●ユーロ米ドル(EUR/USD)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
●ユーロ米ドル(EUR/USD)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
●ユーロ円(EUR/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
●ユーロ円(EUR/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
●ポンド米ドル(GBP/USD)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
●ポンド米ドル(GBP/USD)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
●ポンド円(GBP/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
●ポンド円(GBP/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
●豪ドル米ドル(AUD/USD)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
●豪ドル米ドル(AUD/USD)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
●豪ドル円(AUD/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(STP口座)
●豪ドル円(AUD/JPY)の平均スプレッド比較ランキング(ECN口座)
※上記に掲載しているスプレッド値は流動的です。
リアルタイムの数値情報を知りたい場合は公式サイトなどで確認してください。
◆海外FXと国内FXのスプレッド環境の違い
最後に海外FX業者と国内FX業者のスプレッドの違いも説明しておきます。
ここ数年、海外業者も低スプレッドの提供で注目を集めていますが、全体的に比較するとまだ国内業者の方がスプレッドに関しては狭い傾向にあります。
システムが異なるので一概に比較するのは難しい部分もあるのですが、米ドル円で例えた場合、海外FX業者はスタンダード口座で平均1.5pips、国内FX業者は0.3pipsというスプレッドになります。
これだけで判断すれば国内FX口座を選択するのがベストになるのですが、同じフィールドで勝負する海外ブローカー同士ならともかく、そもそも取引方法に大きな違いがある海外FXと国内FXをスプレッドだけで比較するのは大きな誤りです。
DD方式(店頭取引)を採用する国内FX業者は、FXトレーダーの注文通りに売買を行わない(呑み行為のようなもの)こともあり、作業コストも掛からないため低スプレッド設定ができるわけです。
その行為自体に問題はないのですが、トレーダーが損することでFX会社が儲かる仕組みの国内FXでは、ディーラーの思惑が介入してレートずらしやストップ狩りといったトレーダーに不利となる現象が発生する可能性があり、FX取引における透明性(信頼性)は低いと言わざるを得ません。
逆にほとんどの海外FX業者は、FXトレーダーの注文通りに実際に売買を行うNDD(ノンディーリングデスク)方式を採用しています。
注文はそのまま直接インターバンク市場の金融機関に流されるので、FX取引する際に社内ディーラーが介入することはなく、利益相反のないフェアなトレード環境を実現しているのです。
また、約定力においても、国内FX業者とは比べものにならないほど海外FX業者の方が約定スピードは優れています。
もちろん、約定拒否やリクオートが発生する可能性はありません。
スプレッドに関して言えば、トレーダーのFX取引によるスプレッドがブローカーの主な収入源となるので、国内FX業者よりも海外FX業者のスプレッドの方が一般的に広くなってしまうわけです。
単純に比較はできませんが、参考までに国内FX業者と海外FX業者のスプレッドをいくつか紹介しておきます。
なお、海外FX業者はスタンダード口座のスプレッドとなります。
●米ドル円(USD/JPY)のスプレッド
【国内FX業者】※原則固定
『外為ジャパンFX』0.3銭(0.3pips)
『GMOクリック証券(FXネオ)』0.3銭(0.3pips)
『トレイダーズ証券(みんなのFX)』0.3銭(0.3pips)
『DMM.com証券(DMM FX)』0.3銭(0.3pips)
『ヒロセ通商(LION FX)』0.3銭(0.3pips)
【海外FX業者】※変動スプレッドの平均値
『AXIORY スタンダード口座』1.5pips
『FBS スタンダード口座』2.0pips
『MyfxMarkets スタンダード口座』1.4pips
『TitanFX Zeroスタンダード口座』1.3pips
『XM スタンダード口座』1.8pips
●ユーロ米ドル(EUR/USD)のスプレッド
【国内FX業者】※原則固定
『外為ジャパンFX』0.5pips
『GMOクリック証券(FXネオ)』0.5pips
『トレイダーズ証券(みんなのFX)』0.5pips
『DMM.com証券(DMM FX)』0.5pips
『ヒロセ通商(LION FX)』0.4pips
【海外FX業者】※変動スプレッドの平均値
『AXIORY スタンダード口座』1.6pips
『FBS スタンダード口座』2.0pips
『MyfxMarkets スタンダード口座』1.1pips
『TitanFX Zeroスタンダード口座』1.3pips
『XM スタンダード口座』1.8pips
●ユーロ円(EUR/JPY)のスプレッド
【国内FX業者】※原則固定
『外為ジャパンFX』0.6銭(0.6pips)
『GMOクリック証券(FXネオ)』0.6銭(0.6pips)
『トレイダーズ証券(みんなのFX)』0.6銭(0.6pips)
『DMM.com証券(DMM FX)』0.6銭(0.6pips)
『ヒロセ通商(LION FX)』0.5銭(0.6pips)
【海外FX業者】※変動スプレッドの平均値
『AXIORY スタンダード口座』1.8pips
『FBS スタンダード口座』3.0pips
『MyfxMarkets スタンダード口座』1.7pips
『TitanFX Zeroスタンダード口座』1.7pips
『XM スタンダード口座』2.5pips