FX投資家として始めるのに、なぜ日本国内FX会社ではなく海外FXなのか ?
どちらも通貨取引であることに何も変わりがありません。
では一体何がどう違うのでしょうか?
海外FX業者には、日本のFX会社では法的な規制の関係上提供できない魅力的なサービスがたくさんあります。
ハイレバレッジをはじめとして、国内FX業者にはない多数のメリットを提供している海外FXですが、なにぶん「海外企業」ということもあり、実際にどのような内容のメリットがあるのか知らない方も多いのではないでしょうか?
ここでは具体的な、海外FXのメリットについてご紹介してまいります。
■海外FXの口座開設に関するメリット
①ネット上だけで完結できるクイック開設が可能
国内FX口座開設時にはまだまだ、フォームに多くの情報を書き込んで、身元証明のために必要書類の提出などをしなければいけないところも多いと言えるでしょう。
しかも本人確認のために必要書類は郵送などによる受取が必要で、国内ではどんなに急いても翌日以降の口座開設となってしまうのです。
しかし最近の海外FXの口座開設は、本当に手軽に素早くできる「クイック口座開設」制度を導入している企業が多くあります。
このクイック口座開設では、口座開設時に個人情報などの必要書類の提出がありません。
さらにフォームに記載する必要条件は、名前とクレジットカードの情報のみという本当に手間のないものまであります。
この様に海外FXでは、口座開設から実際の取引開始までのプロセスが非常に簡単で、すぐに儲けを出す事も可能となります。
上に書いたことと合わせると「高速で口座開設してすぐに大金を手にする」といった可能性も本当にありえます。
②取引開始までスピードが極めて速い
上で述べた様なクイック口座開設のおかげで、出金時には身分証などを提出する必要がありますが、特に必要書類がなくても取引可能なおかげで、海外FXではすぐに取引を始める事が可能です。
さらに海外FXは最低取引量が低いため、FX初心者の方でも気軽にFXトレードをはじめる事が可能となっています。
いきなり「FX口座に何万円入金しなければ取引出来ません」といわれても困りますが、海外FXならばそのようなことは無いのでご安心ください。
実は、以前まで海外FXでも取引量は「最低1万通貨から」というのが主流でした。
しかし、最近では初心者でも気軽に始められるように「マイクロ口座」や「低スプレッド口座」など、最少取引量が0.01(1,000通貨)ロットや0.0001ロット(10通貨)といった口座が増えたのです。
仮に0.0001ロットで取引を行なうとするならば、米ドル/円が100円 と考えた場合1,000円分の最低取引単位からの取引が可能となるのです。
また、海外FXが基本的な取引量を「1ロット=○○通貨」といったようにあらわすのに対し、国内FXの場合は「1枚=○○通貨」という風にあらわすので、異なる点に注意しましょう。
また国内FXと違い、取引に規制をしている業者も比較的少ないため、今トレンドで、大きく儲ける可能性のスキャルピングトレードも可能となります。
このように海外FXではどの側面でもってもFX取引を始めるハードルが非常に低くなります。
■海外FXでの資金管理上のメリット
③各種のボーナス制度が確立している
国内FX、海外FXに関わらず、最近では無料口座開設などの特典は当たり前です。
それだけにとどまらず、最近の海外FXは国内FXで比べものにならないほど豪華なボーナス特典がついてきます。
FX会社でボーナスとして与えられたものはFX取引口座での証拠金として使うことができるため、ボーナスのおかげでFXトレーダーはより多くの証拠金を使って、取引方法の幅が増えるわけです。
ボーナスといえども普通の会社のボーナスとは少し異なり、賞与や現金がもらえるというわけではありません。
ボーナスは大抵取引に使えるお金としての「証拠金」として使用可能となります。
FX会社からのボーナスは大きく分けると以下の4つとなります。
■口座開設ボーナス
口座を開設した際に発生するボーナス
■入金ボーナス
入金額に応じて発生するボーナス
■取引ボーナス
一定量取引を行なったら発生するボーナス
■リスクフリーボーナス
回数限定で損失を海外FX業者が負担してくれるボーナス
です。
ボーナスは海外FX業者の目玉となっていますので、業者は常に新しい種類のボーナスを提供しています。
しかし、その中でも『口座開設ボーナス』と『入金ボーナス』は代表的なボーナスで、多くの海外FX企業が盛大にボーナスプレゼントキャンペーンを開催しています。
ボーナス額も「何十ドル~何百ドル」と高額なので魅力的です。
例えば海外FX業者の中で、最も有名な企業の一つであるXMは、口座開設ボーナスをしただけで3000円分の証拠金ボーナスがもらえるというものを開催しています。
これは実質、トレーダーの損失リスクがないのにもかかわらずFXトレードが可能になるものとなるため、このボーナスのためだけにXMの口座開設を検討する方もいるほどです。
「ボーナス」と聞くと何か+α的な感じがしますが、海外FXにおいては業者選びにおける大きな要素となってくると言っても過言ではありません。
④キャッシュバックサイトの利用で口座開設で現金がもらえる
キャッシュバックサイトがあるので、そこを利用すればキャッシュバックが受けれます。
こちらはリアルタイムではなく、ボーナスが口座に提供されるまでに時間がかかることがありますが、現金ですからそのまま出金することも可能でお得です。
■海外FXの取引環境に関するメリット
⑤海外FXは日本からでもトレード可能
当然のことですが海外FXは日本からアクセスしてトレードすることが可能になります。
現在G7の加盟国では相互にお互いの国の顧客をFXビジネスに誘導しないといった取り決めがなされていることから日本の個人投資家は米国や欧州、オーストラリアなどのFX業者では口座開設自体ができませんが、それ以外の国であれば、まったく問題なく口座を開設して取引が可能です。
海外業者にセーシェルやキプロス、南米などの所在地が多いのは、実はこうした事情を反映して日本人投資家を獲得しやすいところに立地していることも関係しているようです。
⑥ハイレバレッジの利用が可能
国内業者を介してトレードを行う場合、最大25倍のレバレッジをかけて取引を行なう事が出来ますが、実は日本国内FXでも200倍や400倍といったハイレバレッジ取引を行なう事が可能な時期がありました。
しかし、2010年にレバレッジを抑えるFXレバレッジ規制ができてしまい、今現在の「25倍」に落ち着きました。
足元ではさらにこのレバレッジを下げるという検討も行われましたが、一旦は最大25倍が維持され、個別業者ごとに検討対象になる動きがみられています。
ですが、今でも400倍や500倍といったハイレバレッジ取引を行なえる方法が存在します。
それが海外FXなのです。
海外FXは日本のルールではなく海外のルールで取引が行なわれます。
そのため、日本の規制は適用外ですので、ハイレバレッジ取引が可能となっているのです。
単純に考えると、ハイレバレッジ取引は投資資金の400倍や500倍といった額の取引が行なえるので、その分大きなリターンも狙うことができます。
ハイレバレッジ取引は海外FXの最大の魅力なのです。
⑦国内FXよりも透明性の高いNDD方式を採用
国内FX業者と海外FX業者の約定力を比べた場合、海外FX業者の方が全般的に約定力が高くなっています。
その原因は明快で、主流となっている注文執行方式が違うため約定力に差が出ています。
多くの国内FX業者がDD方式(ディーリングデスク方式)を採用しているのに対し、海外FX業者はNDD方式を採用しています。
インターバンクに直接注文を流すNDD方式の方は業者が余分な作業を間に挟まないことから約定力は高く、国内FX口座では提示価格での約定率が約84%なのに対し、海外FX口座では提示価格での約定率がほぼ100%という数値も出ているのです。
約定力が低いとトレーダーが求めた価格で約定できない事が多くなり、取引コストも上がってしまいます。
またスリップといって、オーダーした価格と異なる価格で約定するといった問題も起こり、スリップ分は取引する個人のコストになってしまうのです。
⑧ECN口座の利用が可能な業者が多い
海外FXでは国内FXでほぼ見られない、ECN方式のECN口座を採用している場合がほとんどです。
海外FXで多くの企業で採用されているNDD方式では、ECN口座とSTP口座(スタンダード口座)という2つの口座が通常用意されています。
ECNは英語にするとElectric Communications NetworkでFXの電子商取引ということになります。
STPは英語にするとStraight Through Processingで注文、約定、決済まで取引システムが自動で処理され、ブローカーが取引に介在しません。
FX初心者は「スタンダード口座」とい言葉につられてSTP方式にしがちですが、その違いを知っておくのも重要です。
どちらも上で述べたNDD取引ですが二つには明確な違いがあります。
STP方式の場合は:
トレーダーが注文 >
ブローカーにそれが届き >
ブローカーがカバー先のLP(=大手金融機関)
という流れでブローカー側が仲介役として登場します。
対してECNの場合は:
トレーダーが注文 >
ブローカーを経由「しないで」 >
インターバンク市場(各機関・大口トレーダーの注文が集まる場所)
に行きそこでその注文通貨ペアのマッチングがなされます。
ECNはそのままインターバンク市場に流しトレーダー同士での売買取引成立を模索する方法ですが、このため流動性が高くなります。
ECN方式では取引手数料がかかってしまうことがデメリットととられがちですが、その分スプレッドが狭いということが言えます。
この周りのステータスについては各業者で異なってくるので一概には言えませんが、トータルとしての取引コストは概してECN取引の方が安くなると言えます。
どちらも透明性の高いNDD方式には変わりないのですが、ECN取引の方は取引が本当に全自動となるのでより透明性が高く高速約定が可能となります。
⑨海外FXの透明性の高さはブラックボックスの国内FX業者よりも良い
STPにしてもECNにしても、FX業者が取引している個人と利益相反するような動きをしないのが、NDD方式プラットフォームの最大の魅力であるといえます。
つまり取引をしている口座の先にある業者が、なにをしているのかよくわからないという部分が一切ない、きわめて透明性の高いビジネスになっているのが海外FXの特徴です。
顧客からの売買注文をそっくりそのままカバー先に投げて、そこでの約定に一定のコミッションを載せているだけですから取引量が確保されれば業者にはそれなりの利益が転がり込んでくるビジネスモデルといえます。
したがって海外業者は取引ボリュームが増えるスキャルピングも大歓迎のところが多くなっています。
ところが国内のDD方式と呼ばれるモデルは、多分に顧客の売買と業者の対応が利益相反するものになっていることが非常に大きな違いといえます。
そもそもドル円で0.3銭などという狭いスプレッドは、国内業者が人工的に作り出した取引条件で、原則固定などという取引条件も為替のリアルな取引の中には存在しないかなり架空な条件といえます。
そもそも国内業者は、こんなに狭いスプレッドでは殆ど儲からないはずなのに、どこも潰れるところはありません。
実はDD方式は、4つの業務を行っているのです。
ひとつは顧客同士の反対売買をまず相殺します。
さらにそこで残った部分は、相場の方向感が顧客のポジションと反対であると予想される場合は、それとまったく逆の反対売買を行うことになります。
また顧客のポジションが利益を大きく出す方向にある場合には、カバー先のインターバンクに同方向で売買をして利益分が外部から得られるようにトレードを行います。
そして、顧客が損失を抱え、それが増大する状況では反対売買など一切しないでそのまま放置する、いわゆる呑み行為を行って顧客損失分をそのまま自らの利益に計上するという作業をしているのです。
この4つの業務の最適化をすることで、原則固定の狭いスプレッドという見かけ上の大きなメリットを生み出しているわけですが、国内では顧客の損失はほとんど業者の利益になっている点が非常に不可解なビジネスモデルといえます。
したがってスキャルピングで利益を確実に積み上げるようなトレーダーは、国内店頭FX業者にとっては実に目障りな存在であり、スキャル禁止といった規制をする業者が現れるのもこうした複雑な取引事情が絡んでいるからといえます。
⑩同一プラットフォームでCFD取引が可能
海外FXならばハイレバレッジで、多くの種類のCFD取引を行なう事が可能です。
CFD取引とは世界各国の、株式・株価指数、金・銀などの貴金属、石油や天然ガス、大豆・トウモロコシなどの先物取引をレバレッジをきかせて取引を行なうことをいいます。
しかし、国内FXでは規制があるため以下のレバレッジしかかけることはできません。
① 個別株CFD:5倍
② 株価指数CFD:10倍
③ 商品CFD:20倍
④ 債券CFD:50倍
規制がある国内FXでCFDを行う場合、多くの投資資金が必要となります。
しかし、海外FXならば何百倍というレバレッジをかけて取引を行なう事ができるので少額の投資資金でも多額の取引が可能となります。
⑪ゼロカットシステム採用で追証のリスクがない
ハイレバレッジトレードは投資資金の何百倍もの取引ができますが、損益もその分大きくなりますので、まさに『ハイリスク・ハイリターン』といえます。
勿論、利益だけが何百倍にも膨れ上がるなんて上手い話があるわけが無いので、相応のリスクがあるのは当然です。
しかし、同じリスクでも国内FXと海外FXには決定的に違う点があります。
それは、追証の存在です。
そもそも、国内FXにレバレッジ規制が入った理由は、ハイレバレッジトレードを行い多くの方が資産以上の損益をたたき出し、結果追証の連続で借金だけを残して市場から退場していったトレーダーが続出したためでした。
海外FXもハイレバレッジトレードですので状況は同じなように感じますが、圧倒的に違う点は「海外FXには追い証が無い」という点であり、海外FXはどれだけ損益を出しても投資資金以上の損益が出ないシステムとなっています。
例えば、100万円FX口座に入金し、強制決済が間に合わず資金以上のマイナスになった場合、国内FXならばマイナス分だけ追証が発生するのですが、海外FXならば追証は発生せず、損益は100万円までで打ち切りとなるのです。
その結果、海外FXならば追証の恐怖が無くハイレバレッジトレードが行なう事が可能であり、これはトレーダーにとって100%メリットしかないシステムともいえます。
⑫MT4の利用が可能
基本的に、多くの国内FX業者は自社開発の独自プラットフォームを採用しているのに対し、海外FX業者は世界で最も多く利用されているチャートソフト、MT4を採用しています。
MT4にはEA取引(自動売買)の機能が搭載しているなどメリットが非常に多く、何より情報の透明性が高いとされています。
それに対し、国内FX業者が採用している自社開発の独自プラットフォームは情報の不透明さがたびたび問題視されているのです。
⑬自動売買にも向いている
MT4を利用できるということは自動売買も自ら選択してきたEA・ストラテジーを駆使して簡単に行えることになります。
国内ではMT4を利用できる業者が極めて限定的ですから、これは大きなメリットということができるでしょう。
⑭そのほかにも最先端プラットフォームの利用が可能
海外FXでは、国内FXよりもさらに最先端の取引プラットフォームが使用可能となります。
上で説明したMT4はもちろん、海外FX会社でほぼすべてと言っていいほど使用可能となりますが、例えばFxProやAXIORYではロンドンに本拠を置く企業の
SpotwareSystemLtdが開発した「cTrader」といったFX取引のための最先端取引プラットフォームが使用可能となります。
まだまだあまりメジャーではありませんが、注文・決済の操作性の評価が高く、操作スピードが速いと評価を集めています。
さらに合計60種類を超えるテクニカル指標を使え、市場の元価格がそのまま表示される市場情報が板情報としてリアル反映するなどが情報ツールの多さはMT4よりも勝っている点でしょう。
また概してcTraderを使用した方がMT4よりもスプレッドが狭まるようです。
この様なプラットフォームの充実も海外FXならではと言えるでしょう。
⑮スキャルピングに対する規制が緩やか
スキャルピング取引の超短期売買となります。
指値注文スキャルピングなどのかなり細かい戦略もあります。
しかしこの手法を禁止している業者も多く、特に国内FXでやるとほぼ間違いなく取引違反となり最悪口座凍結となる可能性があります。
ただし海外FXとなると話は別で、スキャルピングについてOKな業者や、むしろそれに特化した様なスペックの口座まで続々と登場しています。
この理由としてはやはり、国内FXと海外FXでの取引方法の違いがあると思います。
上で述べた様に国内FXで主流となっているDD方式ではトレーダーが儲ければ儲けるほど、会社側にとっては損となってしまうため、トレーダーに大きく儲けられては困ってしまうためにこの様にしていると考えられます。
反対に海外FXではトレーダーが儲ければ儲けるほど会社も儲かるという仕組みを取っているので、スキャルピングをしてもらって儲けてもらいたいというスタンスの違いがあります。
この様なことから、海外FXではスキャルピング規制もゆるいということができます。
■海外FXのメリットのまとめ
こうして見てきますと、海外FXには取引面で国内にはないメリットが多く存在していることがわかります。
安全性や信頼性という点ではとかく不安がつきまとう海外FXですが、提供されるサービスレベルの国内業者にはない高さと意外な透明性をよく理解することができれば、海外FX業者を利用する意味合いといったものをしっかり認識していただくことができると思います。
またこうした海外FX業者の業務内容が把握できていれば、初心者が利用しても決して怖いことはありません。
大量の資金を最初から確保して売買をするのであれば国内業者でも問題はないでしょうが、少額資金から投資資金を大きくしていきたいと考えるのであれば、適切な海外FX業者を選択することで存分にそのメリットを生かしていくことができるようなるのです。
適切な業者さえ選択できれば、海外FXは非常に大きなメリットをもたらしてくれることになります。