もくじ
■海外FX口座開設に必要な書類
ほとんどの海外FX業者が日本語対応の環境を整えており、日本からでも簡単に海外のFX口座開設ができるようになっています。
デモ口座開設には必要書類などはなく、IDとパスワード程度ですぐに開始できますが、リアル口座開設時には各企業毎に提出すべき必要書類があります
身分証明書が一つだけ完了する国内FX業者と違い、海外FX業者の場合は基本的に本人確認書類と住所証明書類の二つが必要となります。
本人確認と、住所確認は別々の作業ですので、一緒にしないように注意してください。
①本人確認書類
FXトレードを始めるために、口座開設ボタンを押して、トレード口座開設申込みから口座開設手続きが始まります。
必要な本人確認書類としてパスポートや運転免許証、住民票などの個人情報が書かれた書類提出が一般的です。
パスポートや運転免許証は顔写真付き付きなので、それ一つで大丈夫な可能性も高くなります。
【本人確認書類として使えるもの】
◆運転免許証
◆パスポート
◆写真付きのマイナンバーカード
その他にも海外FX業者によっては、健康保険証、年金手帳、福祉手帳(いずれも有効期限内のもの)も本人確認書類として認められるケースがあります。
また、写真付きの学生証に関してはOKのFX業者もありますが、認められる可能性は低いでしょう。
2016年からマイナンバーの導入が始まり、マイナンバーカードを皆が持つように義務づけられ、マイナンバーは本人確認書類としての機能がありそうですが、海外FX会社ではマイナンバーを提出する必要性はあまりないといえます。
これはあくまで日本の法律であり、海外をベースに活動しているFX証券会社にとってマイナンバーはあまり関係しないからです。
日本の金融庁にライセンスを登録している海外FX業者であればマイナンバーの提出は必須ですが、高いレバレッジ率を維持するために、ライセンス登録していない海外FX業者が殆どです。
なので海外FX取引をする際は、マイナンバーの提出は義務とはなっていません。
反対に、国内FX業者では有効な場合が多いです。
この国が強く推し進めているマイナンバー制度の導入により、これから何か登録をする場合はマイナンバーを提出する必要がある場合が多くなりました。
それはFXでも同じで、国内FX業者のサイトで口座開設申請をする場合、これからはマイナンバーが必要となる場合が大多数となるでしょう。
②住所証明書類
本人確認書類に住所が記入されていない場合、別に住所証明書類が必要です。
公共料金請求など、いろいろと住所証明書類になるものがあります。
【住所証明書類として使えるもの】
◆住民票
◆健康保険証明書
◆印鑑登録証明書
◆公共料金(電気・ガス・水道)の利用明細書(請求書)
◆固定電話・携帯電話の利用明細書(請求書)
◆クレジットカード利用明細書(請求書)
◆銀行利用明細書
◆その他公的機関からの書類
FX業者によって異なりますが、上記の書類は発行日が3~6ヶ月以内(健康保険証明書は除く)で、現住所と名前が記載されたものが有効です。
しかし、業者によっては条件が異なる場合があり、特に「提出書類は発行から●~ヶ月以内のものに限る」という交付日に関する条件は業者によって前後するので注意しましょう。
FX業者によってさまざまなので、必ず公式サイトで口座開設条件などの情報を確認するようにしてください。
・住民票
住民票は正確には住民基本台帳カードといい、日本国民としてどの街のどの家に住んでいるかということを証明する書類です。
市役所に行き申請することで混んでいなければ通常その日のうちに手に入れることができます。
各市町村によって異なりますが、発行には手数料が必要です。
・健康保険証
医療費が3割負担で済む、日本の素晴らしい制度の国民健康保険を享受できるカードです。
健康保険は日本国民なら等しく持っている書類なので住所証明書類として候補の上位に上がるでしょう。
・電気利用明細書
一世帯でどのくらいの電気を使用したかが示してある請求書です。
・ガス利用明細書
一世帯でどのくらいのガスを使用したかが示してある請求書です。
・水道利用明細書
一世帯でどのくらいの水道を使用したかが示してある請求書です。
・携帯電話代明細書
各個人がどのくらいの携帯電話を使用したかが示してある携帯電話業者利用明細書です。
・クレジットカード領収書
毎月のクレジットカードの領収書となります。
・印鑑登録証明書
その印鑑がどの個人に属しているかを証明するものとなります。
※業者によって必要書類の数は異なる
各業者、そして同じ業者でも口座タイプによってもルールも変わってくるので、必要書類の数もそれに応じ異なってきます。
大抵の場合はパスポートや運転免許証、住民票など一つでOKな所もありますが、そうでないところもあります。
例えば、無職の方が口座を開設する場合などは、十分な資金があるかどうか確認するため銀行利用明細書やクレジットカード利用明細書、納税関係書類などの提出を求められる可能性があります。
取引方法が決まり、自分が口座開設をしたいと思っているFXブローカーのFX公式サイトにいき、どの書類を必要としているのか今一度確認してみましょう。
■住所証明書類の条件
・本人の氏名が記載
最低限、本人の氏名が記載されている必要があります。
これがなければ、誰の書類なのかわからないからです。
・住所の記載
住所証明書類なので住所が記載されていなければなりません。
住所が必要なのは1つは必要書類カード、その他お得な情報、重要なお知らせなど発送するためです。
もう一つは身元がはっきりしている人物かどうかを証明するためです。
・発行日の記載がある
その書類がいつ発行されたのか記載されている必要があります。
古いデータを出された場合見分けがつかず、詐欺に使われる恐れがあるからです。
なので請求日、交付日はしっかりと気をつけましょう。
・発行◯ヶ月以内
これも海外FXに限った話ではないのですが、発行した書類には期限というものがあります。
パスポートや運転免許証なら、発行年月日が記載されておりその有効期限が切れていない限り使えますが、住民票などは基本的に1~6ヶ月以内が有効期限と見ておいたほうがいいでしょう。
・日本語のままで問題ない
海外FXなので海外業者なのですが、基本的には特に記述がない限り、日本語のままで提出して大丈夫です。
多くのメジャーな海外FX企業が日本語対応で口座開設サポートサービスをしているので、たとえ日本語でメール入力したとしてもしっかりと対応をしてくれます。
中にはLive口座開設(ライブ口座開設)を日本語対応で受け付けているところもあるので確認してみてください。
■書類の提出方法
・スキャンした画像をアップロード
大抵の海外ネット証券会社ならば、オンラインページ上で書類の提出が完結できます。
必要書類の提出方法として一番一般的なのが、プリンターでスキャンした画像を口座開設ページサイトにアップロードすることでしょう。
スキャンならば「画像が鮮明でないので受け付けない」ということが少なく、素人でも綺麗にパソコンに画像データを取り込むことができます。
・スマホで撮って送信
中にはプリンターがないという方もいると思うので、そんな方はスマホで必要書類を撮影した写真をアップロードしても大丈夫です。
この場合画像のピンボケや、見切れ、影が映ってしまって暗い、解像度が低すぎるなどはよくある失敗なので、ここに気をつけて撮影しましょう。
基本的には書類の文字が鮮明でしっかりと確認できればOKです。
逆にそうでないならば再提出などになり、2度手間となりますので、綺麗に撮るには少しテクニックが要りますが、スマホで提出は気軽なのでオススメです。
■本人確認書類を提出する時の注意点
基本的に海外FXの口座を開設する際には、必要書類を携帯で撮って、その画像をアップロードして提出するケースが多いです。
FXの口座を開設する場合、少し前までは郵送やFAXなどを採用していた業者が多かったですが、最近ではインターネットで全てが完了するので手間や口座開設までの時間がかなり削減されました。
しかし、その際に不備があった場合書類の再提出となり、その分口座が開設するまでの期間も長くなってしまいます。
書類に不備があれば当然ながら口座は開設されません。
また、住所確認書類は何かしらの理由で、再提出となるケースが多いので気をつけなくてはいけません。
一発で書類が受領されるように、本人確認書類と、住所証明書類を提出する際の注意点をご紹介していきます。
①画像のピントが合っていない
本人確認書類などの写真を送る際にありがちなミスです。
ピントを合わせてしっかりと内容が分かるように撮りましょう。
②光で反射している
光で反射して内容が見えなくなるケースがあるので注意が必要です。
③書類全体が撮れていない
提出書類は基本的に書類全体を撮って提出する必要があります。
一部分だけでは再提出となりますので気をつけましょう。
④白黒写真で提出
書類を写真にとって提出する場合は基本的にカラーである事が原則です。
間違えて白黒で撮って送らないようにしましょう。
基本的に、どのミスも画像を再確認しない方にありがちです。
そのため、必要書類を送る際には、しっかりと内容が分かるように写っているかどうかの確認を行なうようにしましょう。
■住所証明書類を提出する際の注意点
①運転免許証は身分証と住所証明書類の両方を兼用することは不可能
運転免許証は、身分証と住所証明書類の両方を兼用することはできません。
ですので、運転免許証を身分証として提出する場合は、別途住所証明書類を用意する必要があります。
②発行日ではなく受領日などが記載された書類は提出不可
海外FX会社の多くは「発行日から何ヶ月以内のもの」と書類を限定しています。
そのため、しっかりと発行日がわかる書類を用意しなくてはいけません。
受領日や利用日などしか記載されていない書類は受領されないので気をつけましょう。
③住所の記載がはっきりとしていない
基本的に、提出する書類は市区町村からの住所が明記しているものしか受領されません。
ですので、住所確認書類はしっかりと住所が記載されているか確認してから提出しましょう。
■まとめ
海外FX口座開設には必ず必要書類提出が必要ですが、基本的にはそんなに大量に提出しなければならないということはなく、必要最低限の書類を提出すればスムーズに口座開設ができるはずです。
ただ現在無職、未成年、借金をした過去があるなどの場合は、口座開設条件も異なり、追加で色々な提出書類を請求される可能性があるので、しっかりと準備し、口座開設完了させましょう。
その後ログインをして、ようやくFXトレード開始となります。
実際に、人気海外FX業者のXMで口座開設をした手順を紹介しているので、そちらもご覧になって口座開設からリアルトレードができるまでの手順を参考にしてみてください。