【VISAデビットカードが使える海外FX業者一覧表】
もくじ
■デビットカードとクレジットカード
最近海外FXの取引でも、デビットカードという表記をよく目にするようになっています。
クレジットカードと同じでオンラインでの決済で使えますが、デビットカードは中身が異なります。
デビットカードとクレジットカードは何が違うのかを、まず理解しておく必要があります。
デビットカードは使用時にリアルタイムで口座引き落とし
デビットカードは英語のdebit cardからきており、debitの意味は銀行口座からの引き落としという意味になります。
つまり日本語でも、デビッドカードは銀行からの引き落としをするカードとなります。
なので利用限度額も、ご自身の口座残高に入っている金額以内ということになります。
クレジットカードは翌月口座引き落とし
一方クレジットカードですが、これも英語からきており、credit cardとなります。
意味としては「信用」となります。
仕組みとしては、カードを使えばカード会社がその支払いの肩代わりをその場ではしてくれます。
そしてカード会社ごとに違うのですが、翌月の月末などになってからその肩代わりしてくれた文をカード会社へ払うという形になります。
つまり一時的に借金をするわけなので、「信用」が必要となってくるわけです。
なので実際にクレジットカードを作る際は多くの場合、クレジットカード会社の審査やステップを要しますが、それはカード発行際、本当にカードの申請者が信用に足る人物かどうか確かめなければならないため誰にでも発行されるわけではありません。
しかしデビットカードのほうは、引き落としができる銀行のキャッシュカードのような性格ですから、発行のハードルは低く、基本的にだれでも利用をすることができます。
■海外FX口座への入出金とデビットカード事情
海外FXのトレード口座の入金方法は色々あります。
銀行振込は伝統的な方法でしたが、今はオンライン全盛の時代なので、支払いもオンライン決済、オンライン振込が主流です。
そして手間暇がかからず、ボタン一つで取引開始までこぎつけることができるのでオススメの方法でもあるのですが、そのためにはクレジットカードやデビットカードが必要です。
ということで、ここ数年海外FXの世界でもかなりデビットカードの利用が進みましたが、突然2016年末あたりから状況が大きく変化し始めています。
先行導入のMasterCardが海外FXから撤退
当初デビットカードでは、先行事業者としてマスターカードが業界をリードしていましたが、2016年後半に突然この領域の事業から撤退してしまいました。
特に日本国内でマネーロンダリングに関する改正法が施行された段階で、金融当局から厳しく圧力をかけられたようで早々とこのビジネスから撤退してしまったのです。
このため海外FX口座振込や、FXプリペイドカードとしてMasterCardは使えなくなってしまいました。
実は国内ではかろうじてauウォレットが、マスターカードブランドのプリペイドカードを発行しているようですが、こちらも海外FXでは使えなくなっています。
MasterCardは、国際ブランドの中でも審査が比較的緩い会社であったため、多くの海外FX会社がMasterCardのデビットカードを発行していたのですが、これを機にすべてが使用できなくなりました。
海外FXで、国内で一番利用者が多いとされるXMが発行する「XMカードのデビットカード」もマスターカードであったため、使用ができなくなってしまいました。
海外FXトレーダーが、FX取引をするにあたって欠かせないオンライン国際決済サービスであったネッテラーもMasterCardだったのですが、FXサービスを終了してしまい、海外FXでのプリペードカードとしては使えなくなってしまいました。
国内でのデビットカードの発行は40社あまり
現在国内でのデビットカードの発行は、地方銀行などが参入してきたことから40種類あまりが選択できるようになっています。
そのほとんどが、通常の銀行口座のキャッシュカードからの入れ替えとなっているため、地方銀行カードは特定地域だけで使われれる傾向が強く、主要なカードはネット銀行かメガバンクが発行したものになっています。
【デビットカードを発行している主な銀行一覧】
滋賀銀行
西日本シティ銀行
イオン銀行
近畿大阪銀行
スルガ銀行
楽天銀行
北國銀行
りそな銀行
北陸銀行
ジャパンネット銀行
常陽銀行
三菱UFJ銀行
埼玉りそな銀行
琉球銀行
ソニー銀行
三井住友銀行
北海道銀行
福井銀行
あおぞら銀行
住信SBIネット銀行
VISAデビットとJCBデビットの2種類の選択肢
マスターカードが完全撤退したことから、現在VISAデビットかJCBデビットを選択することが可能ですが、VISAデビットは豊富に銀行を選択できる一方、JCBデビットは銀行選択は限定的な状況にあります。
海外FX口座への入金という視点で考えますと、ほとんどの業者がVISAデビットだけを利用可能としていることから、まずVISAデビットカードを開設することが必要です。
JCBデビットが使えるのはGemforexなど、ほんのわずかですのでこちらは発行してもらってもほとんど使えない状況です。
国内での利用と海外FXでの利用は別に考えるべき
デビットカードはそれ自体で便利なカードであり、国内でも利用範囲が広がっていますが、こと海外FX口座への入金に利用するのであればそれにもっとも使いやすいカードを作ることが重要になります。
国内では、JCBのカードも非常に利用し易いものになっていますが、海外FXでは有効利用しにくい存在となっています。
また後々の確定申告のことなどを考えますと、海外FX専用に利用するカードにしておくと便利になります。
■結論として
デビットカードは世界的に、まずマスターカードブランドのものの普及がはかられ、海外FX業者でもこれを積極的に利用する動きが強まりましたが、マスターカードが2016年にこの領域からいきなり完全撤退したことから、現在では海外業者はVISAのデビットカードを利用するようになっています。
したがって、海外FXの入金のためにデビットカードの利用を考えるなら、まずはVISAのデビットを発行する銀行を選択することが重要になります。
※最新の取扱銀行の情報はVISAの公式サイトから、発行可能な銀行一覧をご覧ください。
ネットの様々な書き込みでは、どこのデビッドカードが海外FXに使えなかったといった未確認の怪情報が結構でまわっているようですが、決済をするのは個別の銀行ではなくカード会社ですから、VISAのカードであれば提携して発行する銀行がどこであっても基本的には、すべて承認されリアルタイムでの入金が可能となります。
ソニーデビットカードが使用できませんでした、上記のデビットカードならxmの入金につかえますでしょうか?お返事お待ちしています。
pさん、コメントありがとうございます。
おそらくですがソニーデビットブランドによると思います。
visa系なら基本、間違いなくできると思うのですが、やはりそれはカード会社に問い合わせるのが一番だとは思います。
お手数ですがよろしくお願いします。
デマ書くのやめてもらっても良いですか。当方海外fxのxmで取引してるものです。住信SBIネット銀行とソニー銀行、ジャパンネット銀行それぞれ持っていますが現在使えるのはジャパンネット銀行だけです。これは質問欄と電話で確認しました。やめてください。
kenさん、コメントありがとうございます。
私はソニー銀行で引き出した経験がここ半年以内にありますが、直近ではMybitwalletしか使っていません。
ジャパンネット銀行についてはずっと使えない話になっていると思いますが、詳細はXMに聴くしかありません。
実際に問い合わせてみたところ、XMから以下の返事がきてます。
_______________
いつも大変お世話になっております。
ご出金についてかと存じます。
銀行送金(海外送金)での出金先としてご指定いただけません銀行がございまして、会員ページの「資金の出金」-「International Wire Transfer」にて案内がございますが、ゆうちょ銀行、じぶん銀行、ジャパンネット銀行、新生銀行、みずほ銀行(インターネット支店のみ)でございます。
送金先は、海外からの被仕向送金を受付けるサービスのある(スイフトコードのある)金融機関にございますお客様名義である必要がございますので、上記以外でも海外からの被仕向送金を受付けるサービスを提供しない金融機関はご指定いただけません。
上記条件を満たす銀行様を出金先として指定が可能となっております。
_______________
ということです。
ちなみにジャパンネット銀行はそもそもスイフトコードをもっておらず、海外からの送金は受け付けていないです。