もくじ
FX最低入金額について
・少額からできるといっても限度がある
たとえ海外FX金融会社が少額からできると言っても限度があり、無料で口座が開けたとしても、資産が0から始められる訳ではありません。
最低限の入金額を満たさなければそのFX口座に入金することができないので、いくらレバレッジが高かろうとFXトレードがそもそも利用できないので意味がありません。
そしてあまりにも少なすぎる口座残高はそれだけマージンコールや強制ロスカットのリスクも高くなってしまいます。
レバレッジを効かせた取引でその時点のレートで大きなマイナスとなる状況だった場合に証拠金の追加預け入れを証券会社から請求が出されます。
これをマージンコールといいます。
そして証券会社があらかじめ設定したロスカットレベル(必要証拠金維持率)を下回るとロスカット、強制決済となって、自動的に売買が行われます。
これを強制ロスカットと言います。
これらも証拠金の維持率で行われるか否かが決まるため、証拠金はあったらあっただけリスクを抑えてFX取引ができるのです。
例えば2015年に起こったスイスフランショックのような思いがけない事件がおこったときに、そのときには追証が発生したのですが、ギリギリの資産で取引しているとそれが払えずに本来FXでは起こり得ない借金をしてしまうケースも出てきます。
このような理由から最低額で潜り抜けようとするのではなく口座残高に余裕を持って取引を始めることをオススメします。
・最低取引量について
さらに海外FXの場合は国内のものと比較すると最低取引量の単位も変わってくることが多いのです。
国内FXの場合は1枚が1万通貨を指すことが大半で、最近増えているミニマム口座というのもその10/1の1000通貨から始めることができるということが多いのです。
しかし海外では1ロットという単位がよく使われていて、それは1ロットが10万通貨という意味で使われる場合が多いのです。
しかし海外FXの場合はその1/100の1000通貨から始めれる場合が大多数です。
海外FXだからと言って決してはじめにくいという訳ではないのです。
・レバレッジをかけて最低取引通貨量を満たす必要性
逆にいくら最低入金額をみたしていても最大レバレッジをかけれる率が極端に低ければ、非常に儲けの少ない取引となってしまいます。
レバレッジを用いた取引ではFXでは取引会社に自分のお金を取引証拠金としてFX口座に預け入れることができるのですが、その証拠金の何倍かの資金で取引をすることができます。これがレバレッジと言いう取引方法です。
例えば10万円証拠金を預けいれて、レバレッジが400倍だとしたならば4000万円の取引ができることになります。
もちろん取引額が多ければ多いほどリスクは大きいですが、チャンスにもなります。
このレバレッジが国内FX口座でのトレードだと金融庁からの規定もあり、最大レバレッジでもせいぜい25倍程度でレバレッジ規制がかかってしまうのですが、海外FXだと先ほど述べた400倍くらいが相場で、中にはレバレッジ1000倍!などの国内業者が真似できないようなハイレバレッジを提供する業者もあるほどです。
・自分の初期投資予算を超えていない業者を選ぶ
もちろん投資に避ける自己資産が豊富にある方は特にあまり考える必要もないかもしれませんが、そうでない方が大半であると思います。
もちろんFX会社を選ぶ際にまず確認しなければいけないのは、そのFX証券会社が本当に信頼できるかどうかです。
詐欺業者に引っかかってしまっては元も子もありません。
そのためには信託保全をしているか、ちゃんとした場所で金融ライセンスを取得しているかどうかなどを確認する必要があります。
例えば世界の中でもトップクラスに厳しいとされる英国金融行為監督機構のライセンスを保有していたら安心ですし、多くの会社が取得しているキプロス証券取引委員会からのライセンスも信頼できます。
それに加えて、ご自身が投資に避ける予算と最低入金額を照らし合せて初期投資予算を超えていないかどうかも大切な条件となります。
もちろん口座ごとに異なってきて今後も変動すと思うのですが、目安として口座開設時には最低入金額200USDが平均的な基準となっているそうです。
例えばXM Zero口座、AXIORYのナノスプレッド口座(ECN口座)、タイタンFXのブレード口座も全て200USDからとなっています。
ここを大体の基準としてみても大丈夫でしょう。
その他を見てみると、ランドFXのライブ口座(STP口座)は300USDとなっています。
Traderstrustのスタンダード口座は100USDからとなっていますが、低スプレッド口座やECN口座も500USDからとなっています。
XM(エックスエム)は有名な海外FX会社といえるのですが、その中のXMマイクロ口座は5USDから始められます。
これはかなり低い金額といえるでしょう。
さらに低いところで言えば、TFCMarketsのNetTradeXビギナー口座やFBSのセント口座などは、なんと1USDから始めることができます。
逆にACEFOREXのVIP口座は、30,000USDからとなっていて低資金で始めることは難しいといえるでしょう。
しかし米ドル通貨ペアのスプレッドが低いなどが魅力です。
同じXM口座でも異なるXM口座タイプのエグゼクティブ口座となると100,000USDからとなってきます。
ただし口座を開設する際に最低入金額だけ確認すればいいわけではなく、レバレッジ率がどうなのか、取引手数料、スプレッドの狭さ追証のありなし、約定力(約定スピード)、出金方法、入金方法などの取引条件の評価も必要です。
初回ボーナスキャンペーン、口座開設ボーナス、ポイントプレゼントなどの注目サービスは魅力的ですが、あくまでそれらは最終決定の際の決め手と考えるのが妥当でしょう。
単なる比較ランキングサイトなどでの評判、人気の良さや、うわべの情報でうっかり選んでしまわないよう気をつけましょう。
業者の日本語ページでの注意点
・最低推奨入金額が最低入金額と書かれている
海外FX会社であるので、日本語の対応やサポートが必ずしもあるとはかぎりません。
もしあったとしても必ずしも普通の日本語のページとは違い、日本人が翻訳したとは限らない説明があるかもしれません。
主な例としては最低推奨入金額が最低入金額として書かれている場合もあります。
資産が限られている方にとってはのっぴきならない情報なのですが、このようなこともしばしばあり得ます。
・実際はさらに少額で入金できることがある
最低入金額が書かれていたとしても実際にはそれよりも少額で入金できるなどのこともあり、正確なことは書かれていないケースもみられます。
このようなことからよほどその現地の言葉や英語に慣れていない限り、日本語サポートが充実しているFX会社から口座開設をすることをオススメします。
口座開設方法などのサポートを始め、問題が起きた時のカスタマーサポート、口座が凍結した、破産した、出金トラブルなどの緊急の時に電話をかけて担当者と英語で全て進めていくことができるでしょうか?
日本語対応のFXサービスがある取引環境だととてもスムーズにことが進むことがご想像いただけると思います。
まとめ
誰でも始めれることが魅力のFXトレードですが、それは最低限の資本金を持っていればということになります。
そしてFXというものは根本的には、たとえどのようなFX手法を用いたとしても、資本力がものをいうということも忘れないようにしましょう。
FXトレーダーとして負けないためには実は資本金管理が最も肝になってくるのです。