海外FX口座への入金に楽天クレジットカードを利用する
・ショッピング枠扱い
海外FX業者への入金にクレジットカードを利用した場合、ショッピング枠扱いになります。
国内FX業者でFXトレードをしている人には馴染みがないですが、海外FX会社への入金にはクレジットカード入金が便利です。
理由は入金額の口座への反映が早いためです。
国内FX業者への銀行送金はクイック入金に対応しているため、即時反映ですが海外FX業者への銀行送金はクイック入金に対応していません。
そのためFX業者の口座への入金額の反映が早いクレジットカード入金が重宝されています。
・海外利用に含まれる
海外FX業者への入金は海外利用に含まれます。
クレジットカード会社によっては海外利用の場合、ポイントが多く付きます。
楽天カードは海外利用の場合、ポイント2倍になるキャンペーンを良く行っています。
楽天カードのキャンペーンを活用
・海外利用ポイント2倍
楽天カードの場合、海外利用はポイントが2倍になります。
注意点としては、クレジットカードで海外FX業者に入金した際、一定期間内に出金処理すると入金分はキャンセル処理として扱われます。
キャンセル処理になった場合、付与されたポイントも取り消されます。
そのため、ポイントを貰うには一定期間出金処理を待たなくてはいけません。
この一定期間とはクレジットカード会社によって処理が異なりますが、大体1年間はキャンセル処理が有効です。
キャンセル処理は1年間ほど有効なため、ポイントだけ貰うために入金と出金を繰り返す方法はおすすめ出来ません。
またFX業者の口座通貨が、円口座なのかドル口座なのかも重要です。
円口座であれば、クレジットカード決済した額がそのまま反映され出金の際も問題ありませんが、ドル口座の場合は入金時と出金時に為替手数料を徴収されます。
円口座があるFX業者では、必ず円口座を選択して下さい。
もしもポイントだけ貰うならば、
クレジットカード入金→ポイント付与→1年間出金しない→クレジットカード以外の出金方法を選ぶ→再度クレジットカード入金する
という方法を繰り返せば、ポイントだけ貰うことは理論上可能ですが、資金効率は悪いですしおすすめ出来ません。
クレジットカード入金した資金を、キャンセル処理ではなくMybitwalletなどに出金してくれる業者があればポイントだけ貰うことは出来ますが、ほとんどのFX業者ではクレジットカード入金分を出金した場合、キャンセル扱いで処理されますのでおすすめ出来ません。
これはクレジットカードのキャンセル処理だと、業者にとって出金が楽なのが理由の一つです。
もう一つの理由は、AML規制が原因です。
AMLとはアンチマネーロンダリングの略です。
金融ライセンスを取得している海外FX業者は、このAML規制を遵守しています。
このAML規制とは簡潔に書くと入金方法と出金方法は同じでなくてはならず、さらに名義人も同じでなくてはならないというルールです。
例えば、クレジットカード入金したお金をネッテラーに出金した場合や、入金した名義人と出金した名義人が違う場合などにこのAML規制に該当します。
ですので、クレジットカード入金した場合は、入金分はクレジットカードに出金処理(キャンセル処理)されます。
ネッテラーで入金した場合は、入金分はネッテラーに出金されます。
利益分の出金に関しては、これに該当しません。
ですので、クレジットカード入金して取引で利益が出た場合、入金分はクレジットカードに返金処理、利益分は銀行口座などに出金が可能です。
このような理由から、クレジットカード入金して他の出金方法を選択するという方法は出来ませんので、ポイントだけ貰うという方法は出来ません。
あくまで海外FXを利用するのが前提で、その上でポイントが得なクレジットカード会社を利用するのがいいでしょう。
【海外FX業者XMを利用した例】
■まとめとして
本日は楽天カードを使った海外FX業者へのクレジットカード入金についてご説明しました。
海外FX業者への入金は海外利用扱いになりポイント2倍の対象ですが、出金した際にポイントが取り消されるためポイントだけ狙って稼ぐことは出来ません。
クレジットカードで海外FX業者の証拠金を決済するとポイントがたまるというのは、なかなかいいところに目をつけているといえますが、ポイントをゲットするためだけに出金に小細工をしたりしますと本末転倒になりかねません。
とくにカード入金額を、同じカードで出金することを義務付けている海外FX業者を利用する場合には、ポイントで稼ぐことはあきらめざるを得ない状況です。
ただし楽天の場合、カード以外に銀行のATM引き落とし回数や、振り込み回数などは毎月付与されていますので、これは使ったとしても返却するようには言われません。
せめてこの部分だけでもインセンティブになればといった状況です。
海外業者によっては、入金したクレジットカードの詳細情報を提示することで、出金は他のルートを使うことを認める業者も見受けられます。
こうした業者の場合にはクレジットカードのポイントは返却不要ですから、この目的通りの成果を上げることも可能です。
そのためには、利用する業者の出金規則を徹底的に調べることが重要になりそうです。